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ITとビジネスのおいしいところを考察 ~ ときどき開発業務改善ネタ

Agile Day 2 ご報告: 90%、10%、70% そして即席のチームで質の高いモノづくりが行われた!

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3月19日にマイクロソフト主催で、アジャイルに関するイベントを開催させていただきました。ご参加いただいた方々は、50名強

私は、前説担当として、アジャイル関連施策のふりかえりをさせていただきました。そこで、ご参加いただいた方々へ質問をさせていただいたのですが

    • マイクロソフトのオフィスに来たのが初めての方: 90%(目測)
    • 前回の 1/22 Agile Day から引き続きご参加の方: 10%(目測)
    • ペアでご参加の方: 70%(目測)
    • 参加歩留り: 90%以上(実績値)

です!

この施策は、特定の技術や製品よりもまず現場をよくすること、そのキーワードとして「アジャイル」や「現場改善」を取り上げています。私の想いの一旦は、先日の Twitter でのつぶやきにも表れています。

IT業界は広いようで狭い。技術で壁を作っている場合ではない。それぞれの技術を磨くのに壁なんかもういらない。見えない壁を越えたい。とかつぶやいてみたり♪
9:30 PM Mar 17th moTweetsから

tomohn

Tomoharu Nagasawa

という観点では、マイクロソフトに近い方も近くない方もご参加いただけたこと、ペアでご参加、すなわち、ペアとなるお相手の方(上司や部下、同僚など)にお声掛けくださったということ、この事実があるのかと思います。もうこれは、ご参加くださった皆様の努力であったり、ご理解であったり、想いであったりだと思うわけです。感謝、感謝です。

今回は、前回の反省を踏まえ、一部を除き、動画の記録も行いました。こちらは私が撮影したので、きとんと録画できているかかなり不安ではありますが、軽く編集し、マイクロソフトのアジャイル支援サイト にて公開しようと考えています。

また、今回は、急きょ、ご参加いただいた川口さんに UST での Live 配信も実施していただきました。元々、Live 配信は、ご要望いただいていたのですが、Live Meeting での Live 配信は見合わせておりました。Twitter では、前日まで Live 配信はありませんとお伝えさせていただきましたが、当日に急きょですので、見ることができなかった方はごめんなさい。でも今からでも見れます!(リンクなどなどは後述)

追記:
当日の模様については、写真ベースで書きのブログにも投稿しました:
長沢智治のライフサイクルブログ:
Agile Day 2 ご報告(写真とストリーミングあり)

そして、今回、マイクロソフト主催にも関わらず、マイクロソフトからは前説以外は、登壇しておりません。

IBM ソフトウェア エバンジェリストの玉川さんからは、『Agility@Scale(アジャイル開発のスケールアップ)のポイント』をお話しいただきました。

IBM は、私の古巣でもありますが、玉川さんは、ここで、高橋メソッドやもんたメソッドなど普段ではできないプレゼン手法にチャレンジされてました。Twitter のつぶやきでの質問に回答するなども。こういうチャレンジもできるのも、マイクロソフトのカジュアルセミナーのいい点かなと思いました。

普通であれば、開発ツールという面では競合にあたるベンダーの登壇となりますが、業界をよくしていこうという想いは根底にあります。そこの部分で協業していけるというのが、私と玉川さんの間で決めていることでもあります。最近は、共同登壇や、同じイベントで話す機会も多いので、「コンビ名を決めてコンビで活動すれば?」をある意味嬉しいコメントもいただけるようになりました。

逆に言えば、MSとIBMが組んででも伝えないと、変えるところは変えないといけない世の中なのかな・・・と捉えてくださってもいいのではないかと思います。

※玉川さんのセッションは、私がもっと早くにネゴしておけばよかったのですが、残念ながらビデオ、UST ともにありません。ご了承ください。

2番目にご登壇いただいたのは、 Shibuya.trac の吉羽さんです。『Agileな開発プロセスを導入するために考えなければならないこと』です。アジャイルを実践するにあたってのポイントを技術面だけでなく、ソフトスキル、コミュニケーション部分までご自身のご経験に基づき解説いただきました。

こちらについては、吉羽さんのブログに、セッション資料が公開されています。

Ryuzee.com: Agileな開発プロセスを導入するために考えなければならないこと(セミナー資料公開)


UST の収録動画はこちら:

そして unlimited works 代表、すくすくスクラムスタッフの今村さんからは、『スクラム入門~やさしいスクラムの組み方』をお話しいただきました。スクラムの基本となる大切なポイントの紹介だけではなく、ワークショップも実施いただきました。

ワークショップでは、5人~6人で、1チームを作り、そこに、プロダクトオーナー、スクラムマスター、チームの役割を決め、実際に、モービルを作っていただくという試みがなされました。初めて会った方々でチームを結成し、(ほぼ)はじめてスクラムを知り、実践するということでしたが、終わってみれば、どのチームも完成度の高いモービルを作り上げている!という成果に!これは正直、驚きました!そして感動しました!

最優秀グループの皆さんには、 Odd-e Japan さんご提供のプランニングポーカーを贈呈させていただきました。ぜひ皆様の現場でご活用ください。ちなみに私も認定スクラムマスター研修で同じものをいただきました。Odd-e Japan さんは、認定スクラムマスター研修なども手掛ける企業さんです。Agile Day にご賛同いただき、ご提供くださいました。(第1回の Agile Day では、Visual Studio のプランニングポーカーをプレゼントしましたが、今回は品切れ。。。)

UST の収録動画は、こちら:

そして、ワークショップ中に、会場後方の関係者席にて行われた吉羽さんと玉川さんの "ここだけの話"

最後に、ライトニングトーク(LT)ですが、UST も実施くださった川口さんが飛び入り参加され、計4名の方にご登壇いただきました!

※各動画へのリンク、UST 環境などは、川口さんのブログに詳細書かれていますので、ご覧ください

kawaguti の日記 (id:wayaguchi)
マイクロソフト Tech Fielders - Agile Day 2 で LT してきました。 & UST録画リンク集

そしてそして、今回も Twitter で多くの方がつぶやいてくださいました!会場でも別途つぶやき表示用プロジェクターを用意、 #msagile ハッシュタグのついたつぶやきを表示しました。

その内容は、@kanu_ さんがまとめてくださっています。

http://togetter.com/li/10118

そして、この投稿の最後に、次回予告をば:

Agile Day 3
2010年6月24日(木)予定!

今回も、深いご経験と熱意のあるスピーカーの皆様、ご参加者の皆様、そしてスタッフに支えられ実施することができました。今回は、企画もオープンにし、当日参加できない遠方の方々にも多くのご意見をいただきました。この場を借りて感謝いたします。

目的はこのイベントを成功させることではなく、このイベントも皆さんのきっかけの一つにしていただくことです。みなさんの 「何か」 のきっかけになっていたら幸いです。またやります!

長沢(@tomohn

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