「微分・積分」思考法 ~世の中の仕組みを読み解く~
微分積分思考法(微積思考法) ~世の中の仕組みを読み解く~
本間さんの記述の中で、佐藤優さんが
沖縄の基地問題に関して、
微分と積分(以下、微積)で説明をされたのには
衝撃を受けました。
といいますのも、微分・積分の考え方を使って、
世の中の仕組みについて説明できることが多いと
日頃感じていたからです。
つい先日のことですが、
5月に不動産についての話をする機会がありまして、
不動産と微分・積分の関係について
言及させていただきました。
聴衆のお一人から、「専門的でマニアック」との
ご意見をいただきましたが、
高校の数学を学んでいればわかることなのです。
なので、専門的でもマニアックでもありません。
時として、学校で習う数学が何の役に立つのか?
という話が出てくると思いますが、
思いっきり役に立つと考えています。
といいますのも、冊子にでもまとめられればと思っております。
身近な例をふんだんに盛り込めば、
もう少し数学のありがたさも理解され、
学ぶ意欲も湧いてくるのではと期待しております。
森川さんもブログでお書きになっていました、
今話題の「フリー」ですが、
「フリー」の主旨は、式で表すと、
lim a/n = 0
n→ ∞
lim (1/2)^n = 0
n→ ∞
この右辺のゼロをフリーと言っているというのが私の解釈です。
つまり、「フリー」は、微分(極限値)の話なのです。
更に、「サステナビリティー」という言葉が
ここ数年よく登場するようになったと思われますが、
これは、ひとえに、
微分も大事だけど、積分も大事だよね。積分大丈夫?
と解釈できます。
公害という積分も、実は目先の収益に(微分)に力を注ぎ込むあまり、
生み出された結果とも言えます。
子育て支援も赤字国債も、みんな微積の話です。
B/S、P/Lも、おもいっきり微積です。
微積に関することわざ、四字熟語もあります。
例えば、すぐに思いつくものとすれば、
塵も積もれば山となる(微分の積み重ねが積分となる)
失敗は成功の元(これも、微分の積み重ねが積分の元となるという意味)
画竜点睛(積分のための最後の重要な微分)
などなど数限りないと思います。
このネタで書いていくといくらでも書き続けられそうですが、
また、おいおい書かせていただきたいと思います。
実は、これまでに、書かせていただいた15本のブログも
微積で説明できます。
また、かわったアプローチとしては、
恋愛・結婚観についても微積で考察できます。
機会を見て書かせていただきたいと思います。
今回は序ということでこれくらいで失礼いたします。
本来は、微積の定義についてしっかり書かないといけないと
思いますが、
まず、定義ありき という考えが、とっつきにくさを
演出している可能性が大いにありますので、
微積の定義や上記のlim についてはいずれ記述するとして、
世の中のことを記述するのに数学が役立つという点だけ
おわかりいただければ十分かなという立場です。
なので、まずは、具体例から示させていただきたいと思います。
(かなりつづく?)