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ビジネス電話で「高い声」と「もしもし」は不要

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電話の声で気になるのは、モゴモゴとして聞き取りにくい声も困りますが、元気いっぱい高い声で、しかもとてもテンションの高いものです。

ハキハキして明るいのに、なぜか印象がそれほど良くないのです。

直接お会いしているときには、空気中に声が広がってそれほどでもないのですが、電話の耳元で高い声でテンション高くお話されると、思わず受話器を耳から離したくなってしまいます。電話は受話器を耳元につけています。
一番脳に近いところで聞いているので、どうしても声自体に敏感になってしまいます。
聞いている相手は、声だけで判断しようと、否応なく声に集中せざる得ない状況なのです。
そして、テンションが高い場合、大抵はどうしても一方的になりがちで、それも聞いていて疲れる原因になります。

また、電話会議の場合でも、声だけが甲高いと、姿が見えないことから余計に声だけが強調されて聴こえてしまいます。自分の声から自分の姿が透けて見えているということを意識すると良いと思います

それでは、ビジネスにおいて、どのような声が電話に向いているのでしょうか。

それは、昨日も書きましたが、「良く響く低くて落ち着きのある柔らかい声」です。

リンク→電話は低くて柔らかい声で信頼感アップ

この声を使うことで、相手に対して信頼感と安心感を与え、落ち着きと人物の器を感じさせ、この人にお願いしたい、この人と仕事をしたいと思わせてくれるのです。

声のお手本ですと、辰巳琢郎さんのような、落ち着いた柔らかい声でしょうか。

辰巳さんの声は、声帯がきつく合っていないので、声が息からスタートするのが良い点です。声に息が乗っているというのは、声だけで感情が伝わりやすく、温かく響き、聞いている人が柔らかい気持ちになります。電話は声だけで相手の感情を推し量らなくてはならないものですから最適の声なのです。
女性なら、真矢みきさんも良いですね。


自分がかけるときは、準備して落ち着いてかけられるのですが、かかってきた電話ではボロが出やすいので気をつけて。

電話で良い声を使うには、慌てないこと。
慌てると呼吸も上がり細くて甲高い声になります。

まず、電話がかかってきたら、ひと呼吸して受信します。
あわてて出てしまうと「アッ!ハイッ、モシモシ〜!」と落ち着きのない出方をしてしまいますので気をつけてください。
電話が鳴ったら一度呼吸をして3回コール以内で、「はい、00でございます」(モシモシは要りません)と出ると、落ち着いた印象になります。

息を吸う時「シーッ」という吸い方をする方を多く見かけます。だいたいは何かを思案するときによく見られます。耳のそばで、ラーメンを食べた後のような呼吸をされると、あまりよろしくありません。これは、緊張して口の中が狭いところに息を通すからこのような音がでるのです。できるだけ口に中をリラックスして呼吸しましょう。寒い時「はあ〜」と手をあたためるときの呼吸をすると、自ずと口の中が広がり、たくさん空気も入り、雑音もしません。


ぜひ、ちょっとしたことに気を配って、電話対応を心がけてみてください。
好感度があがり、仕事も上手くいくようになります。

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