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口が良く回っても滑舌が良いとは限らない 就活に間に合わせたい滑舌

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最近、近所の温泉(健康ランドのようなところ)に行ったとき、更衣室で学生さんとおぼしきグループが話しているのを聞いて、なにを話しているのかずいぶん聞き取り難く感じた事がありました。

舌の動きがほとんどないので、母音と、舌がちょっとかする程度の子音から、なにを言っているのか判断しなくてはなりません。
それは、歯科で麻酔をした直後、子音がほとんど発音できずに「はいあおうおあいあいあ〜」(ありがとうございました)となるような感じに近いのです。

ただ、このしゃべり方が、「カワイイ」ということで友達の間だけで通用する共通語として用いられていれば良いと思いますが、もし就職試験の面接などで同じような話し方をしたら、難しいかもしれないと思いました。もちろん、ビジネスのときに、しっかりと変えられるのであれば問題ないとは思います。

このぐらい極端な例は別として、通常の滑舌であれば、息をしっかり流して、落ち着いてゆっくり話せばまず問題ありません。

私の考えるビジネスに必要な滑舌とは、母音が響いていて、子音がしっかり立っていることです。

母音が響くというのは「あいうえお」を明瞭に発声するということです。
これは、横隔膜を鍛えてゆっくり発声すれば得られます。

もう一つ「子音を立てる」とは、あまり聞いた事が無いと思います。

子音というのは、大きく出そうとしても母音のようにボリュームが上がりません。
そのため、少し早めに子音を発音するのです。そうすると、子音が聞こえやすくなり、明瞭に発音しているように聞こえます。

例えば、「顧客」。
言い難いので、よく噛んでいる方を見かけます。
これは「ko」の[k]と「kya」の[k]を意識して、早めに出すように話して下さい。そうすると、明瞭に滑舌よく聞こえます。
ただ、慌てて早口になってしまっては、子音の処理が間に合いませんから、スピードを落とすことが必要です。

このほうが、良く口が回って早口で話すより、少し離れた人にもしっかりと話している内容が伝わります。

もし口が良く回っても、母音が響いていなかったり、子音が滑っているようでは、滑舌が良く聞こえません。

滑舌を良くする、とは「母音を響かせる」そして「子音を立てる」ことが大事ではないかと思います。

もし、どうしても就活でしっかりとした発音を間に合わせたければ、「舌筋のトレーニング」と「横隔膜ボイス」の二つを行うと良いでしょう。

★「舌筋のトレーニング」
リンク→
舌筋を鍛える簡単なトレーニング方法 これで滑舌が良くなり歌にもプレゼンにも効果があります

★「横隔膜ブレス」
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本番で良い声を出すために 一日1分簡単な「横隔膜ボイストレーニング」


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