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ボイストレーニングは地声を鍛えなければ始まらない

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ボイストレーニングでは基本的に地声を鍛えます。
 
地声が出来て、高い音もしっかり出るようになります。
 
高い音はあまりたくさん練習しなくても、トレーニングを重ねれば無理なく出るようになります。
(コロラトゥーラが歌う超高音のような作品は技術がいりますが)大抵の作品は問題なく出ると思います。
 
出すだけなら、本当に誰でも出るようになるんですよ。
 
本当に難しいのは、息づかいなどの表現です。
優秀な歌手とはここが素晴らしいのです。
ただ音量があるとか、高音が出るとか、音程が正しいとか。それだけではないんですね。息づかいで、センスや才能が分かれてきます。
 
ただ、基本的に声を磨いていかないことには、それもかないません。
それには地声を鍛えるのです。
 
それでは、地声を鍛えるためには、どうしたらいいのでしょうか。
 
私の組んでいるボイストレーニングメニューは、低い声中心になっています。トレーニング全体の80%は低い声を行います。

 
そして次には、リラックスすること、声帯が最小限のエネルギーで働くのを覚えさせることです。
 
今までご紹介してきましたトレーニングで、低音中心のものは以下です。
 
・プレッシャーブレス・ボイストレーニング:腹式呼吸ができても腹式呼吸で発声できている人は少ない 簡単に腹式呼吸で発声するトレーニング 「プレッシャーブレス・ボイストレーニング」
 
・プレッシャーブレス・ビブラート:二日でパワフルな声に変わるトレーニング 「プレッシャーブレス・ビブラート」
 
・[a]のビブラート:良いビブラートの簡単なかけ方とこれができるだけで歌が上手に聴こえるだれでもビブラートがかけられるトレーニング方法
 
・エッジボイス:根性で強引に発声していても良い声にたどり着くことはないのを知らなさすぎる 声帯のための簡単な「エッジ」のトレーニング
 
・共鳴ハミング [ma][nga]:もう「聞こえない」なんて言わせない 小さな声でも遠くまで声が届くようになる方法 そしてどんな人でも持っている増幅器に気がつくための簡単なトレーニング方法

「この人声が違う」そう思う人は皆コッソリ共鳴をつかんでいます 一人で出来る共鳴の簡単なトレーニング(完全版)
 
そして高音域まで行うトレーニングは以下です。
 
・リップロール:一流ボーカリストも必ず行う簡単なボイトレ、あなたはどうしてやらないの? 知的で説得力のある響きを手に入れるビジネスボイストレーニング『リップロール編』
 
・タングトリル:高い音から低い音まで自在に歌えるようになりたい そのためは喉のリラックスと舌のトレーニングから 江戸ッ子のようになってやってみよう
 
・エッジトーン:頑張って大きな声を出していても上手くならないその理由 知的で説得力のある響きを手に入れるビジネスボイストレーニング 『声帯攻略編』
 
全部行うと時間はかかりますが、これを継続すると、声が良くなって、かなり音域も広がりラクに出るようになります。もちろん全部行わなくとも、プレッシャーブレスシリーズは毎日するとして、後はチョイスするとよいと思います。

 

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