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レゾナンスってなんざんす?! 福山雅治さん的低音響トレーニング『低音レゾナンス・ボイストレーニング』

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福山さんの声は、低いけれど、明るいのが良いですね。
カジュアルさもあって一般に受け入れやすい声です。
 
それでは、今日は、「即席・福山さん」になっていただくためのトレーニングをお伝えしますね。
「即席」とは言いましたけれど、これは私がいつも行っているボイストレーニングメニューの一つを分かりやすくアレンジしたものです。一回で効果はありますが、1ヶ月~2ヶ月くらい続けてくださると普通に発声できるようになってきますよ。
 
私は女性ですが、どうしても中間音から低い音の響きが必要でした。でもこの音は女性にはとっても難しいんです。
女性は高い音は響かせやすいのですが、ビジネスの現場ではいまひとつ足りない。以前、メリル・ストリープ主演のサッチャー首相の記事でも書きましたが、これからは日本の女性も低い声をマスターする必要があるのですよね。

参照記事:「いい女」は声が低い
 
それでは、 『低音レゾナンス・ボイストレーニング』をお伝えします。
 
「レゾナンス」って聞きなれない言葉ですけれど、レゾナンスとは「共鳴」という意味です。
共鳴は一度マスターすると、無理をしなくても声がビンビンと響くようになります
声は、低いと暗くてずどーんと重い感じになってしまいがちなのですが、福山さんが低音を明るく処理できているのは共鳴のおかげなんですよ。
 
今日は「低い声」がテーマですから、まずは低音の復習。
1月16日の記事(男は低音 その場で最高の低い声を出せるトレーニング 「低音マックス・ポルタメント」)で、その人なりの「低い声マックス」を見つけるボイトレ方法を書きました。
下記に簡単に書きますので、初めての方はリンク記事を参照してください。

★★低音マックス・ポルタメント 復習編★★
 
1、顎を下げて口を開け、舌先が下の歯にさわるようにします。これが基本のポジションです。
 
2、あばら骨の一番下の骨の下あたりに左手を当てる。
 
3、腹式呼吸で息を吸って、 「はあ~ぁ~」と高い声から一番低い声に向かってポルタメント(音をずり下げる)する。同時に右手を、手の平を上に向けて、頭の上から下に向けて声の高さにあわせて下げていく。同時に、お腹に当てている左手で低い声に向けてお腹をグーッと押していく。(「当てる手」と「下げる手」は左右逆でもかまいません)。
 
4、できる人は、一番低い音に達したら「はあ~ぁぁぁぁぁぁぁぁ~」とビブラートをかけてお腹が使えていることを確認。自然にビブラートが出来ない人は、手で横隔膜のあたりをグイグイ押してビブラートをかけても良い。必ずビブラートがかかります。体が覚えれば自然にビブラートできるようになります。
 
参照記事:男は低音 その場で最高の低い声を出せるトレーニング 「低音マックス・ポルタメント」

低い音が分かったら、その音を覚えておいて、次の「低音レゾナンス・トレーニング」に進みます。

★★低音レゾナンス・ボイストレーニング★★
 
1、「い」のポジションを決める。
軽く「あ」と言うつもりで口を開けて、舌を餃子の具を包む前の状態にする。舌の両脇が奥歯につくかつかないかの位置に。そして舌先が上がりすぎないで。
 
2、その状態に思い切り呼気を通す。息は、手であばら骨の下あたり(横隔膜)を押すと勢いがつきやすい。最初は「え~」と聞こえますので、舌の両脇をさらに上げるか、顎を上げるか調節して「え」と「い」の中間で「い~~」と聞こえるギリギリのところに持っていってください。ここが大事!
 
ポイント:「おしゃべり声」の「いー」になって、浅く言いすぎないこと。
 
3、そのままのポジションで「い~~~~よお~っ!」と低音で勢い良く発声。「一本締め」の感じ。「い~~」と言っている途中で「ビンビン」と響きが乗ってくると思います。そこをとらえてください。多分、息の量がマックスになっているタイミングだと思います。その息の量を覚えてください。
 
4、3が上手く行くようになったらば、「い~~~~よ~おはようございます」と、同じ響きのまま何かの言葉を繋げてください。「ありがとうございます」など、簡単なことばなら何でも良い。
 
ポイント:「あ」などの母音が平べったい響きになりすぎないようにご注意してください

「い」の母音は、日本語では響き難いといわれていますが、イタリアオペラなどのラテン系の音楽では、「i」は一番響かせたい感動的なクライマックスで使われます。ポジションさえしっかりして、たくさんの呼気を通せば、共鳴しやすい音でもあります。
私は、一番最初「イ」で共鳴をつかみました。
 
ぜひ、良い響きをつかんでみてください!

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