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男と女~不思議な言葉

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「男」と「女」とは不思議な言葉です。

例えば、
「男はその夜、女に会った」
「女はその夜、男に会った」

というだけで、なにか謎めいた興味をそそり、
それでいて艶めかしさまで漂わせる効果があります。

これが、
「敬子はその夜、彼氏に会った」
「太一はその夜、彼女に会った」

と言ってしまえば、
同じ行動であるかもしれないのに、
ああ、デートね、楽しそうで良かったね、と片付けられてしまいます。

また、あえて「男性」「女性」と丁寧にすることで、
さらに意味を拡張することが出来ます。

例えば、
この男性は、その夜、ある女性に会った。
この女性は、その夜、ある男性に会った。

などとすれば、
これはただ事ではない秘密のミィーティングでもあったのではないか?
とますます興味をそそられます。

このようなわけですので、
「男」と「女」という言葉は、さまざまなメディアで利用されます。

「謎の女 登場!」
「謎の男 登場!」

こんなサブタイトルだけで、謎めいた言葉の2連チャンです。
もう続きを見たくなるに違いありません。

しかし、裏を返せば、
この「男」と「女」とはその実態を隠す言葉でもあります。
まあ、エンタメ作品であれば別にかまわないのですが、
事実を報じるべき報道的情報にでもちょくちょく使われています。

「ある男性の目撃情報によると......」
「現場の近くにいた女性の証言が取れました......」

えっ、えっ、えっ、誰なの? 
どこで見てたの?
どんな人? 
と思ってしまうのが自然です。
報道においては、
時としてその人物の属性が非常に重要だったりするのですが。。。

ともかく、そんなこんなで、
「男」と「女」という言葉は、今日もどこかでたくさん使われています。

なにしろ人はどうしようもなく、
その関係性に興味がある生き物ですからねえ(笑)。

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