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誰でも持っている趣味や特技など好きなこと。それらを突き詰めて考えると、そこにはどんな考えが潜んでいるのか、企業活動において応用できそうな視点はどこにあるのか。ふざけた内容だと思っていても、真剣に考えることで新たしい角度で見ることはできるはずです。そう考えるとなんでも実は意味の連続性を持っているのではないかとも思います。知識ではなく考え方次第で変わってくるということを、実体験やとっつきやすい例で書いていきたいと思います。

サブカルプランナーを目指して-第3回~コンテクストが形成するコミュニティ~

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いつも中二病なブログを見ていただきありがとうございます。

前回はコンテンツの周りにあるコンテクストの複雑性とその重要性について書かせていただきましたが、
今回はもう一歩前進させて、コミュニティについて考えてみたいと思います。

コンテクストを消費している人はある程度傾向があると思います。
なぜなら、最近のアニメはそのコンテクストを制作側が仕掛けているからです。

コンテクストを消費する人の集合体が、
ここでいうコミュニティと定義させていただきます。

コミュニティは大きく分けると、
アニメの場合は制作会社ファン、原作ファン、作画ファン、声優ファンなど。
アイドルの場合は、レーベル推し、箱(グループ)推し、メンバー推し、ライブコミュニティなどが考えられます。

コンテンツに対してこのような切り口でなんとなく見てみると、
それぞれのコミュニティがどんな話題で盛り上がっているのかなんとなくわかるような気がします。


コミュニティから逆算する

まどマギ(魔法少女まどか☆マギカ)を例に考えますが、
アニメが始まる前にこれらのコミュニティから前評判を捉えることができます。

監督の新房昭之氏は映画監督市川崑の影響を受けており、
過去に「ひだまりスケッチ」や「化物語」で実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用など
独特の世界観を形成することから新房作品のファンが存在します。

また、脚本の虚淵玄氏は絶望系のシナリオを書くことで有名であり、
一方でキャラクターデザインは、ひだまりスケッチの蒼樹うめ氏で、独特のキャラデザに虚淵玄氏が重ね合わさることで
どのようなシナジーが起こるのか非常にワクワクさせるものです。

そしてオープニングの「コネクト」を歌うのは、
ニコニコ動画や前作(デビュー作)ironyで話題になった謎の中学生ユニットClariS。



それぞれのコンテクストに確実なファンのコミュニティがあり、それらのコミュニティがまどマギについて語っています。

このように、アニメを取り巻くコミュニティから逆算して、
プロモーションにそのコミュニティが反応するような情報やコピーライト、ギミックを取り入れる。

こうすることで、ファンの気持ちを汲んだコンテンツタイアッププロモーションに近づくのではないでしょうか。


アーティストのファン拡大への応用

この考えは新しくアニメやアイドル自体をプロモーションしたいという場合にも使えると思います。

このアニメやアイドルはどんなコンテクストがあるのかを考え、
しかるべきコミュニティに情報を届けることで
コミュニティの関心を誘う可能性があるからです。


僕がお手伝いさせていただいているアイドルグループや声優さんなどは、
コンテクストをなるべく増やして、コンテクストリッチにすることで、
コミュニティの可能性を増やし、そのコミュニティに情報を届けることで、
ファンをスケールさせるように考えています。

僕はこの方式をアイドルにおいては"ももクロ方式"と呼んでいます。

※ももクロファンの方には誤解を承知で名付けさせていただいたので、ごめんなさい。

アイドル戦国時代に握手会などを通して、少人数のコアファンを増やすところまではいけるのですが、
その先で、コアファン以外にファン層をスケールさせるのが難しいという壁があります。

そこはこの"コンテクストリッチ"による"ももクロ方式"によって
スケールさせることができるのではと思っているわけです。


ももクロは、コンテクストリッチにすることが上手いと感じます。

なぜかというと、「Chai Maxx」ではドリフやプロレスの武藤敬司の動きを取り入れ、
「ももクロChan Presents ももいろクローバーZ 試練の七番勝負」では、
テリー伊藤や吉田照美などとトークをし、
氣志團など他のバンドとの対バンを行い、
ライブにはサプライズな音楽業界とは関係ないゲストも登場する。

そうやってももクロのファン層をコアなアイドルファンから逸脱し、
アイドルとは関係ない人たちにのコンテクストを取り入れることで
コミュニティを拡大していく。

そんなことができているのではないかと思います。

今日はこんなところで失礼します。

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