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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

都会でワシ、タカが見られるのっていいことなのかな

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 昨日、窓の外から妙な鳴き声が聞こえたので、何事かなと思い外を見ると驚くような光景が。

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 写っているのはハイタカの幼鳥(もしかしたらツミかもしれないとのこと、ハイタカとよく似ているらしい)、足下に押さえつけられているのはヒヨドリ(ちょっとむごいというかかわいそうだけど)。この写真を撮ったのは東京都世田谷区北沢付近、自宅前のアスファルトの道路上。大都会というわけではないけれど、新宿から3、4kmという場所だ。本来ならハイタカのような猛禽類が生息するような場所ではないだろう。とはいえ、明治神宮や代々木公園などの都内では大規模な緑地が近いと言えば近いので、そのあたりから飛んできたのだろうか。

 鳥に詳しい先輩の話によると、都会でヒヨドリが増えているからか、それをエサとするハイタカが増えているとか。他にもドバトが増えていいるからオオタカやハヤブサなどのより大きな猛禽類も都会で増えるという現象もあるようだ。自然が豊かになるというよりも、エサとなる動物がいるので山から下りてきたという状況か。

 ここ最近都会では、防災的な要求から小さな公園が増えていたり、大きな建物を建てたときには必ず周囲に緑を配置するようになったりしているので、樹木などの緑は確実に増えているのかもしれない。とはいえ、それで猛禽類のような、食物連鎖の上位に位置するような動物がすぐにやって来るわけではないだろう。エサさえいれば都会は彼らにとって住みやすいのだろうか。それとも、山の緑がむしろ減ってエサが少なくなって、仕方なく都会に出稼ぎに来てるのだろうか。そのあたり、どうしてこんなところで狩りをしたのか尋ねてみたい気はするのだった。

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