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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

そういえば、最近Web2.0って聞かなくなったなぁ

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 クラウドが出てきて、さらにはTwitterとかUstreamとか新たなコミュニケーションツールも登場したからか、最近とんとWeb2.0って聞かなくなった気がする。

 TwitterやUstreamなんかも、あえて分類するならWeb2.0的なものに入れられるのかもしれない。とはいえ、なんだかいまさらって気もするし、すでにWeb2.0って時代遅れの言葉に聞こえ似合わない。これは、IT業界の移り変わりが早いというか、かなりあきっぽいということなのか。

 ところで、日経ネットの記事「IT政策、ネットで議論 経産省、国民の意見吸い上げ」によると、経済産業省がIT政策をネットで議論して、国民の意見吸い上げようという試みをするそうだ。学識経験者などで構成する検討組織の議論と並行して、「ネット審議会」なるもので広く意見を募るそうだ。このネット審議会、中身は掲示板だとか。これ、新しい試みでもちろん意味あることなんだろうけど、うーむ、なんだか掲示板てWeb2.0どころかWeb1.5くらいのものかなと思ってしまう。あ、日経新聞のほうの記事を読むと、一応、掲示板だけでなくTwitterも少しは活用するようだけど。

 今後のIT政策を議論するのなら、是非とも最新の技術なりをもっと活用してもらいたいと思う。掲示板は掲示板でいいけれど、いまなら学識経験者の会議なりを、UstreamでLive中継し、それにリアルタイムに意見を言ってもらうほうが、議論も活性化するんじゃないかと。これなら新たに掲示板の仕組みを作らずとも、既存の仕組みでできてすぐに意見募集も可能。さらに、いまならどのメディアもこのことを取り上げるだろうから、より広く認知され意見もたくさん集まるんではないかなぁ。

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