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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

クジラは捕るのか、撮るのか

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 沖縄に出張で来た。日帰りできる日程だったけど、金曜日だったこともあり、ホテルをとって一泊することに。ちょうど、ザトウクジラが沖縄周辺で子育てをする季節ということで、ホエールウォッチングツアーに参加した。

 沖縄にしてはかなり肌寒く、どんよりと曇った空。25人乗りくらいのクルーザーで、那覇北マリーナから出航した。1〜2mくらいのうねりのある海を1時間弱くらいクジラを探して走り回る。そして、無事、クジラに遭遇。これは大人のクジラの尾の部分で、これから潜行を開始するところ。

 当然ながら子育て中なので、子どものクジラ出現。

 子どものクジラのほうは、盛んに水面を尾でたたいていた。遊んでいるのかな。写真では分からないけれど、子どもと大人では大きさの違いは歴然。子どもは大きめのイルカくらいの大きさだけれど、大人は軽くその4倍くらいはありそうだった。

 そしてこれは、大人のクジラが周囲をうかがうために水面から顔を出すスパイホップという行為。こっちも見ているけれど、向こうからも見られているわけだ。

 で、もうちょっと引いて撮影するとこんな感じ。

 つまり、クジラの周りには5〜6槽のボートが取り囲んでいる状態なのだ。人間側はクジラという滅多に会えない野生動物に出会えて興奮しているわけだけれど、これはこれで、船のエンジン音やらはかなりうるさいし、クジラにストレス与えてるんだろうなぁとも。もちろん、必要以上に船が近づくということはない。まあ、クジラはいやだったら泳いで逃げちゃえばいいはずだから、それほど気にしていないんではという意見もある。じっさいどうなのか聞いてみたいところではある。

 こんな姿見ちゃうと、クジラは捕るものではなく、写真に撮るくらいにしといたほうがいいのかなぁ、なんて思っちゃうのだった。

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