Twitterの短縮URLは疑いなくクリックしている
bit defenderのブロガーミーティングに参加してきた。
bit defenderについてはソーシャルメディアに対応しつつあるというのがその特長であり、さらにプロアクティブな対応ができるというのが、他社アンチウイルス、アンチスパム製品に対する優位性らしい。今回のブロガーミーティングでは、そのあたりの優位性たるところがあまり詳細に語られなかったので、ちょっとフラストレーションだったりもする。
ただし、今回のミーティングであらためて脅威だなと強く感じさせられたのが、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディア関連のスパムやマルウェアの話だ。今年から増えており、来年はさらに増えそうだとのこと。いまのところ、Twitterの短縮URLの入っているつぶやきについては、ほとんど疑いなくクリックしている自分がいる。もちろん、到達先がフィッシングサイトであるならば、Nortonなどのツールが警告してくれる環境となってはいるけれど、それですべてが安心という訳ではない。使う側が、もうちょっと注意していかなければならないのだろう。
新たな脅威に対しての1つの解決策が、セキュリティ対策のクラウド化ではあるようだ。bit defenderもそのあたりを見据え、新たなサービス展開を考えているようだ。外出先などで公衆無線LANを利用するなど、ちょっとセキュリティ的に不安のあるような場合には、なるべくThinクライアント化しておいて動かすプログラムはクラウド上にあるほうが安心できるのは確か。セキュリティのエンジンもクラウド上にあれば、最新の対策の恩恵を受けやすい。セキュリティの観点からも、今後クラウド化が進むのかなぁというのも、昨日のミーティングの1つの感想だ。
ところで、bit defenderは、これから本格的に日本市場に進出するわけだけれど、シマンテックやマカフィー、トレンドマイクロなど先陣もいるし、ここ最近だとKasperskyとかもある。さらにはMicrosoftもいるわけで、なかなか市場をとっていくのは難しいのではと思ってしまう。とくに日本は特殊なソフトウェアの流通形態もあり、それをどう克復するかで結果に大きな違いがありそう。製品の良さだけでないからなぁ、この世界。
とりあえず、お土産でもらった製品をどれかPCに入れて使い心地を確かめてみようと思う。その結果を見て微力ながら応援するかな。