飛行機に乗ったらカーボンオフセット
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以前に、モルジブ共和国が国としてカーボンオフセットに取り組んでいるという話題を取り上げた。島国のモルジブにとって、移動(輸送)手段としての飛行機利用は避けて通れないものであり、その利用で発生するCO2の削減(オフセット)は大きな課題の1つだとのことだった。
航空燃料を消費することで発生するCO2は、かなり多いらしい。そんな話を聞くと、燃油サーチャージャーが安くなったからと、喜び勇んで海外に出かけるのもいかがなものかと思わなくもない。そんな航空機の利用のインパクトを少しでも和らげる方策として、乗った距離に応じたカーボンオフセットの仕組みをANAが携帯電話を使って実施するとか。
朝日新聞の3日朝刊の記事「CO2 埋め合わせ、携帯使い簡単に ANA乗客向け制度」によると、飛行機の利用客が搭乗距離に応じて、国内の森林育成に自主的に少額の資金援助ができる制度を9月から導入するとのこと。羽田と札幌、大阪(伊丹)、福岡、沖縄を結ぶ国内の主要4路線で試験的に始め、10月から国内の全路線に、国際線は利用状況をみて検討するとのことだ。
じつは、日本航空は、同様な仕組みを2月から導入済みだったとか。知らなかった。ただし、こちらはPCを利用して、ちょっと手続きが複雑だとかであまり認知されていないらしい。ANAは携帯の利用にもともと注力してきた経緯もあることから、そのあたりの差がこんなところにも現れたことになるのか。
今回のANAの仕組みは、携帯電話を用い支払いはクレジットカードで行うようだ。いっそのこと、マイルで支払えるとかの選択もあればいいのになぁと。
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