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6月5日は環境の日

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 6月5日は、「環境の日」だというのをご存じだろうか。これは、1972年に開催された「国連人間環境会議」の開催日が6月5日だったことを記念して定められたものだ。

 1972年という年は、環境関連では大きな転換点を向かえた年でもあった。この年にローマクラブは「成長の限界」を発表し、このまま人口増加や工業投資が続けば、有限な天然資源は枯渇し、環境汚染が自然の許容範囲を超えて100年以内に人類の成長は限界に達するという警告を発した。そして、ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」では、人間環境宣言を採択し、環境問題に取り組む際の原則を明らかにし、国際的に取り組む必要性を明言したのだ。

 このころは、公害の問題がまず最初にあったわけで、公害はどちらかというと限られた地域の問題として捉えられていたが、この時から地球規模で環境というものを考えるべきだというように変化したというわけだ。

 それから37年あまりが経過し、さまざまな取り組みが行われてきた。そのうちのいくつかは、成長の限界を向かえないようにするために効果的だった活動もあるだろう。とはいえ、当時からは予測もできなかったような、新たな課題も生まれているように思う。地球はやっぱり、確実に成長の限界に向かって歩んでいるのだろうか。成長の限界という方向が、人間が生きていく上では必然だと言うのならば、少しでもその歩みが遅くなるように、自分に何かできることはないかと考えてしまう。

 暗いことばかりを考えていても仕方がない。6月5日の環境の日を受け、6月は環境月間なのだ。で、東京代々木公園ではエコライフ・フェア2009が開催される。太陽光発電を利用したエコステージでは、TOKYO FMの公開録音やLiveステージなども行われて楽しいイベントとなるようだ。さまざまな展示もあるようなので、参加して自分が何ができるかを考えるきっけにできるかもしれないかな。

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