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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

ITは今後の有望分野

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 環境対策というか二酸化炭素排出量を減らすための技術分野は、これからしばらくは成長が期待される産業分野であることは間違いない。とはいえ、ITだって捨てたものではない。

 3月1日の日経新聞の経済面には、「IT投資促進で成長率1ポイント上げ 総務省など試算」という記事が掲載されていた。これは、IT向けの投資を増やすことで、2011―20年度というちょっと先の期間には、経済成長率を約1ポイント押し上げるとの試算を経産省などがまとめたという記事だ。

 さらにこれに加え、今後3年の政府が検討しているIT分野の新戦略「三カ年緊急プラン」では医療現場でのIT環境強化や電子行政の推進などで、官民で3兆円投資を目指すという記事が、2日の日経新聞1面に「IT分野40-50万人雇用」タイトルで掲載された。

 最近IT分野は、理系の学生にも就職先としてもあまり人気がないようだけれど、これらの記事からも短期的にも中期的にもまだまだ期待の大きな分野となりそう。従来のままのIT産業の構造でいいかどうかはちょっと疑問なところもあるけれど、ITは必要でありなおかつ世界市場で日本が競争力を持つべき分野だと感じている。是非とも若い優秀な人材が、この分野を目指して欲しいなぁと。

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