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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

今後2~3年で本格的にLED照明が市場に流れ認知され始める

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 環境、環境と騒いでいるのに、我が家のリビングの照明の一部は、残念ながら白熱電球だ。

 というのも、調光機能がついているので、蛍光灯やLEDの電球タイプの灯りに交換できないのだ。いまのところ、LEDで無段階で調光できるものもあるようだけれど、数万円の価格でなかなか手が出ないのが現状だ。仕方がないので、調光機能でなんとか省エネに取り組んでいる。

 @ITのMONOistに、次のよう記事が掲載されていた。

 まだまだ、LED照明は市場に出たばかりの状況であり、今後普及が加速する。記事の中では、本格的に普及するのはこれからの2~3年だろうとの予測がある。普及すれば、調光可能なLED照明も安くなるだろうか。

 ところでこの記事を読んで、LED照明というのはなんだかけっこう複雑なものなんだなぁと改めて認識させられた。白熱電球は構造も簡単で調光するのも容易だけれど、LED照明はけっこう複雑そう。記事に登場しているNXPセミコンダクターズでは、蛍光灯やLED照明のためのドライバなどを提供している。あいにく、記事を読んでも、自分にはどのような仕組みを実現するドライバなのかはよくわからなかった。

 前述のように調光可能なLED電球はまだまだ高価だ。先日の日経新聞の提言ではないけれど、政府は単に白熱電球の製造をやめる方向性で動くよりも、積極的に配るといった方法で、製造のコスト効率を上げ一気に技術革新を目指すというのはやっぱりいい施策なんじゃいいのではと思ってしまう。

 LED照明はその光の特性上、広い範囲の照明としては必ずしも適していないとのこと。本当にLED照明が普及するには、まだまださまざまな技術革新が必要ということなのだろう。

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