AppStoreに新たな可能性を感じる
iPhone 3Gを使い始めてから、やっと10日ほどが経過。まだまだ使いこなしているというほどではないが、癖も見えてきてだいぶ使い慣れてきた。
ちまたで言われているように、不満もいろいろでてきた。日本語変換がとろいとか、Safariが突然落ちるとか。mixiでちょっと長い日記を書いていたら、なんの前触れもなくsafariが落ちたときはけっこうびっくり。それじゃあということで、AppStoreでmixiのツールを入手し、いまではこちらを利用している。iPhoneで写真を撮ったらそれを掲載した日記がすぐに書けるというのはなかなか便利。
ところで、日頃私はiPod nanoにアダプタを付けてボイスレコーダー代わりに使っている。容量も増えたことだしiPhoneでも利用しようかと思い、nanoで利用していたアダプタを接続してみると、対応していませんのメッセージが。よく考えてみればiPhoneは電話機なのでマイクもついている、本体だけで録音できるのではと気づく。AppStoreに行くとたくさんの録音用ソフトがあった。無料のものも数百円で手に入るものも。いくつか試してみることに。
こんなことをきっかけに、まだまだ無料のもの中心だが、すでに10数個のアプリケーションをAppStoreから導入した。iTunesでも簡単に入手でき、今後も数百円ならまあいいかと、ついつい購入をクリックしてしまいそうだ。
ITmediaの記事によると、1日のAppStoreの売り上げは平均100万ドルもあるとか。数百円という少額でも、集まればこれだけの規模になるのだ。シェアウェアのように使ってみてから払うことはできないが、いくつかの有料ソフトには無料の簡易版も用意してあり、そちらを使って良ければ有料版も使ってねという形になっている。
少なくともiPhoneに関しては、量販店に出向いてソフトを購入するというのはあり得ないわけだ。クリック1つで携帯電話の機能が追加できるのは、たしかに便利。記事にもあるように、
「携帯電話の差別化要因は、かつては無線やアンテナなどだった」とジョブズ氏。「これからの携帯電話はソフトによって差別化を図ると思う」
というのは、まさにその通りだなと思う次第。OSやそのほかのアプリケーションなんかもおいおい同様な形での機能提供になるのではないだろうか。仮想化サーバーのハイパーバイザー部分と基本的なOS機能だけが提供され、あとはネットからユーザーが必要な機能を順次加える。ものによっては、手許のマシンにあったほうがいいソフトもあれば、クラウド上にあればいいものもあるだろう。それをユーザーが自由に選べるという形だ。
ただ、こうなると個人ごとに環境が異なり、サポートするベンダーは至極大変なことにはなりそうだが。