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ATOKの月額制がけっこう気になる

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 エンタープライズの領域ではSaaSが流行っているので、月額制でソフトウェアを利用するというのは、すでにあまり驚く話ではないのかもしれない。ちょっと仕組みは異なるが、昔からシステムのリースというのもあったわけで、これも月額制といえなくもない。じつは月額でソフトウェアを利用するのは、なんら珍しい話ではなかったのかも。

 月額の利用料だと、毎月の経費で処理できる。この処理は会計上、きわめて分かりやすい。会社の規模に応じて増減できるし、使わなければ経費から消える。SaaSの1つのメリットは、ソフトウェアという大きな資産(無形固定資産)をもたないというところにもある。

 ソフトウェアなんてものは、自社用にカスタマイズして莫大なお金をかけたからといって、使わなくなったので誰かが高いお金で買いとってくれるものではない。会社の資産としては高額でも、実際にそれ相当な金額で換金できるものではないのだ。月額やSaaSのサブスクライブのモデルは、長く使っていけば結局は高いものにつく可能性もあるが、資産を持たないという面のメリットもそれなりに大きなものがあるのだ。

 ところで、あのジャストシステムが、日本語入力システムのATOKを月額300円で提供するそうだ。これは、とりあえずはエンタープライズな話ではないし、資産とか考えるようなことではないかもしれない。もちろん、会社全体で何千、何万ものATOKのライセンスを利用しているとなると、それはそれで話は別だが。

 300円でATOK最新版を1カ月単位で利用でき、期間中に新版が出た場合は追加料金なしでアップグレードできるとか。私は、古くはワープロの一太郎を購入した際にATOKを利用し始め、最近ではWinows PC用にATOK 2006を購入し、その後SonyのVaioを購入したらATOK 2007が付いていた。さらに、MacBook Air手に入れて真っ先に購入したのもMac用のATOKだった。ということで、現状は3つのATOKライセンスが手元にある。Mac用のATOK 2008が出たら購入するだろうなぁと、考えているところだった。ちなみに、Windows用のダウンロード版のATOKアップグレード製品の価格は4725円なので、仮に毎年更新するペースなら月300円のほうがお得だ。

 今回の月額制は、残念ながらWindows版だけでサービスが始まるらしい。できることなら、WindowsもMacも辞書データ(これもじつはいくつか購入している)もひっくるめて月額制でお安くしておきますよという、プレミアムコースを作ってもらいたいかもしれない。

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