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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

事務手続きの手間を減らせるなら

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 昨日から、税務署、都税事務所、法務局、区役所とお役所巡りをしている。目的は、証明書だの登記簿だの書類を取得するためだ。これ、けっこう時間もとられるし、出向いてみたら持っていない書類も必要だと言われる始末。

 こういうのこそ、IC入りのカードでも持っていれば、スムーズにどの窓口でも全部手続きが一元的にできればと思うのだが。それぞれの役所は連携されているわけではないので、これは当分は無理そうか。いまだに紙の書類に印鑑というのも、環境に優しくない。せっかくの電子認証の仕組みなのだから、ICカードでインターネット越しに手続きできれば、役所を巡る2日間の仕事は、数時間で終了すると思うのだが。

 ところで、今年あるいは来年の確定申告をe-Taxで行うと、最高5000円の所得税の税額控除を受けることができる。電子認証カードの取得やその読み取り機購入などに数千円の費用がかかるということで、この金額になったのだろう。今年はさらに、医療費の領収書や保険の払い込み証明書なども、別途郵送しなくてもいいようになった。

 ちなみに、私は今年e-Taxで申告すると3回目。でも、一年に一度のことなのですっかり手順を忘れてしまい、毎回どうやるのかの復習から入る。そもそも、毎年少しずつ制度というか手続きが変わるので、前年の作業を思い出したとしても結局は試行錯誤することに。納税の仕組みというか手続きが毎年のように変わるので、申告用の会計ソフトを購入しても、サポートに入っていないと微妙に対応できないこともある。税の仕組みが複雑なのは、税務署の役人の仕事を作るためなのじゃないかとも思ってしまう。先の役所の手続きの連携のなさも、然りか。

 もっとシンプルで手間が削減されるなら、いっそ消費税のほうがいいのではとも思ってしまう。ガソリン税の問題も同様、もちろん、あとは納めた税金が、きちんと正しく使われる必要があるのだが。

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