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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

DB専用の仮想マシン

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 Oracle OpenWorldの取材でサンフランシスコに来ている。どかんと心に響く発表は今のところないのだが、明日というか今日のCEOラリー・エリソン氏のキーノートには、なにか飛び道具が用意されているのではと期待している。

 本当に飛び道具になるかどうかはわからないが、Oracle VMというのが初日に発表されている。今の段階では、Oracle Unbreakable Linuxと同様、Xenの仮想化環境もOracleが安価にサポートしますよというもので、ふーんそうなのかぁって程度で、そりゃすげーやというレベルにはいたっていない。これが化けるのではと予測している。

 で、この発表リリース文のなかに、

Oracle VM」は他社の既存の製品と比較して最大3倍の効率を持つ、

という下りがある、この最大3倍というのは何に対してのことなのか、そもそも効率というのはコストなのか時間なのか手間なのか、といったあたりが現時点で明らかにされていない。 で、そのあたりを明らかにする隠し球の発表が、明日のラリー・エリソン氏のキーノートのなかに仕込まれているのでは、と憶測が飛んでいる。

 先日書いたエントリーのように、Oracle Databaseに特化した仮想化ハイパーバイザー+Oracle Databaseに最適化された軽量OS(たぶんLinux)とかいう話になるのだろうか。はたまた、まだまだそこまでは話は発展せずに、ちょっと肩すかしを食らうのか。

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