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猫が顔を洗うと雨、それとも晴れるの?

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 東京は梅雨に入ったはずなのに、真夏のような太陽が照りつけている。朝晩は風があるとそこそこ涼しいが、日中はまさに夏。雨が降らないと、水不足が心配だ。

 「アリが木に登るのは大洪水の前兆だ」という言い伝えがあるそうだ。こういった言い伝えを総務省消防庁が集めて公開しているとか。「災害伝承情報データベース」がそれだ。「猫が顔を洗う(ひげの手入れをすると)と雨」というのは知っていた(ただしこのデータベースにはないようだ)。山口県では「猫が朝、顔を洗う(前脚で顔をこする)と日和」で「鼻を上向けて寝ると雨が近い」という異なる言い伝えがあるそうだ。

 集められた内容に関しては、「言い伝え」であり学術的な裏付けがないものもあるとの注意書きがある。言い伝えだけでなく、実際の災害について「語り継がれ」ている情報も集められている。むしろ、語り継がれた災害記録のほうが量としては多いようだ。地域別に検索ができるので、地元の昔の情報を振り返ったり、子どもの頃の懐かしい言い伝えに出会えたりもするかもしれない。

 現状の「から梅雨」状態のような東京の異常気象は、災害には分類されないのだろう。とはいえ、水不足程度で済めばいいが、度が過ぎれば干ばつという立派な災害になる。あまりにも雨が降らないと、台風でも来て降ってくれればなどと不謹慎なことを考えてしまうかもしれない。

 降りすぎても困るし降らなくても困る。人間の都合には、自然はなかなか合わせてはくれない。人間側で自然にうまく合わせて暮らしていればよかったのだろうが、ここ最近は自然に対してかなり無茶をしてきたそのつけがまわってきているのかもしれない。

 ところで我が家では、地震雲らしきもの(どういうのが地震雲なのかじつはよくわかっていない)を見かけると、災害時持ち出し用のザックがすぐに取り出せる状態にあるかを確認する。そういえば、そろそろ非常食の保管期間を確認する時期かもしれない。

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