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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

予測できなかった

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 オラクルがステレントを買収した際には、ここ最近ではもっとも効果的な買収になりそうだなぁと感じた。ところが、今回のハイペリオン買収のニュースには、自分としてはありそうもない話だったので、正直かなり驚いてしまった。

 製品分野的にはかなり重なる。とはいえ、ピープルやシーベルを買収して市場シェアを拡大した効果は、今回の買収で大きく望めるとは思えない。ハイペリオンが、ある種ニッチ分野に特化したベンダーに位置づけられるからだ。

 ハイペリオンの管理会計の分野はまだしも、BIのとくにOLAP分析については完全に被っている。買収が成立すると、オラクルは2つのOLAPサーバーを持つことになるのだ。

 ニュースを読むと、今回の買収は対SAPの色が濃いらしい。ここ最近、小さくても特定分野で実績がある企業や製品を買収することで、自らの手で研究開発をすることなく実績のある高度な技術と製品を手に入れてきたオラクルは、買収は確実なR&Dと同じと発言していた。今回の買収はこの路線というよりは、かなり政治色というか勢力争いを有利にする意味合いが強いのだろうか。オラクルは、こちらの目的の買収策ももちろん忘れてなかったってことなのだが。

 個人的には、OLAP関連に10年以上前から関わりを持っていた。当時はオラクルのOLAP ServerとEssbaseの比較資料なんかを、随分苦労して作っていたっけ。あのEssbaseがオラクルの製品になるのかと思うと、なんだか感慨深いものがあったりもする。

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