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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

世知辛いなぁ

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 お酒を飲んでちょっと居眠りをしているあいだに、狙っていた旧い腕時計を他の人に落札されてしまった。また次に出品されるのを待とうと思っていたところへ、普段は使わないメールアドレス宛に知らない人から何通かメールが届いていた。

 内容は、腕時計への入札のお礼と、落札者が都合でキャンセルしたので次点の私にどうかというもの。悪い評価がつくのを気にして、第一落札者から他の落札者と入札金額との差額分と オークションシステム使用料は負担するという提案があったとのことだ。一瞬信じてしまいそうになったが、なぜか異なるメールアドレスから似たような文言のメールが複数届いたので疑うことに。さらに、提案している金額が微妙に違うというのも怪しすぎる。

 これが、いわゆるオークションの次点詐欺なのか。この商品がすごく欲しい品物で、こういったメールが1通だけ届いていたならば、信じてしまう人もいるかもしれない。本来なら、オークションの仕組みを通じた次点繰り上げがなされるべきであり、そもそも直接連絡してきている段階で疑うべきなのだろう。

 自分の場合は、プロファイルでメールアドレスを公開していたのも、相手につけいる隙を与えたようだ。人を疑ってかからなければならないというのは、世知辛いことだなぁと思っていたところに、こんどはスパムチャットがやってきた。

 スカイプは、普段は海外出張時の連絡用くらいにしか使っていないのだが、あるPCでは自動立ち上げの設定となっていた。突然Skypeのアイコンが点滅し始めたときには、誰かから電話がかかってきたのかとあわてたが、通話ではなくチャットの呼びかけだった。表示されたSkype名もいかにもいかにもな名前。さらに、プロファイルを見ると国名がブルガリヤとなっている。

 結局、なにも反応せずに終了してしまったが、いっそチャットの相手をしてみればよかったと思った。これがプログラムで自動的に送りつけられているものなのか、本当に人間が操作しているのかくらい確かめておけばと。SkypeはWeb2.0対応で、マッシュアップで使えるようSDKが公開されている。そのため、これを悪用したSkypeスパムが昨年末に話題になっていたのを、あとから思い出したのだ。

 個人用の名刺には、固定電話の番号を入れるのをやめてメールアドレスとSkype名だけにしようかとも思っていたが、まだやめておいたほうがよさそうな気がしてきた。

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