肩こりは解消されるだろうか
肩こりに悩まされている。運動不足が一番の原因だが、もう1つには普段持ち歩いている鞄がかなり重たいというのがあると思っている。
普段の鞄の中身は、文庫本が1冊、メモ用のノートパッド、ボイスレコーダー代わりのちょっと古いiPod Phot 30GB、名刺入れが2つに小型のシステム手帳、デジカメはつい最近新調したちょっと重めのFinePix F31d、携帯電話はソフトバンクの804NKというマイナー機種、それに加えケーブルやらなんやらの小物類一式、そして最重量品がIBM ThinkPad X40という構成だ。これに、状況に応じ書類やらなんやらが加わる。
細かくものを減らしていけばいいのだが、むしろ昨年、鞄を大きくしてからは持ち運ぶものが増えている気がする。そこで考えたのが、根本的な解決策としてノートPCの持ち運びをやめてしまうということ。
実際、外出先でノートPCを開くことは少ない。メールのチェックは、ノキア製の携帯なのでIMAPで読み書きできるためほぼ問題なし。どうしてもというときは、漫画喫茶でウェブメールを使う。そのため、必要そうなデータやら資料は、Gmailのアカウントなりにメールしておき、ウェブさえあればいつでも取り出せるようにしている。
唯一、お金に関連するものやセキュアに管理すべきデータなどは、ノートPCに入れて持ち歩いている。というわけで、酔っ払って電車に鞄を置き忘れるとかすると一大事となる。ノートPCが手元にないのはそれなりに不便なので、ノートPCの環境だけをUSBメモリなどに入れて持って歩くことを考えた。個人情報保護法やJ-SOX、内部監査などの要求から、昨年、いくつかそういった内容のデモンストレーションを見ていた。さっそく、ネットで探してみたが、探し方が悪いのか個人でライセンスを購入できそうな適当なものがなかなかみつからない。
たどり着いたのが、Migo Software社の製品。あとからさらに調べたら、U3対応のUSBメモリーを使ってみるという手もあったようだ。とりあえずこのソフトを使い始めたが、まだコツが掴めていないというか、もしかしたら使い方を間違っているのかなかなか思うように利用できない。IMAPの場合は、メール環境の同期は必要ないのかもしれない。環境を持ち歩くために購入したのが4GBのUSBメモリで、このくらいの容量になるとなんだかアクセス速度が遅い気がする。メインPCの環境を出先のマシンに同期させるのに、かなり時間がかかる。
そもそも同期させているデータが、1GB以上あるのが問題なのか。個人データも世代分けし、滅多にアクセスしないものはどこかネットワーク越しのセキュアなストレージにアーカイブするべきなのだろう。ちなみに、今回購入したソフトは、データの暗号化にも対応しているのでUSBメモリの紛失にも少しだけ安心か。
現状、まだ慣れていないので結局ノートPCは持ち歩いている。軽いとはいえUSBメモリぶんだけ鞄が重くなっているのだ。早いところ使い方に慣れ、ノートPCを持ち運ばなくても済むようにしなければ。それで肩こりが解消されればいいのだが。