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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

地球温暖化を阻止できるのか

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 年の瀬12月の26日、東京は冬の嵐だ。大雨に大きな雷の音。嵐の去る27日には、気温はなんと18度まで上がるようだ。春の陽気、どうみても異常気象としか思えない。

 東京に長く住んでいて、年々冬が暖かくなっているのを感じている。20年くらい前には都会でも冬には氷が張り霜柱が立っていた。いまでは23区内で冬に氷が張ることがあるだろうか。霜柱のほうは、そもそも土の地面がないのでお目にかかれないのかもしれない。

 紅葉は、東京ではいつのまにか12月のものになってしまった。もちろん、夏の暑さは尋常ではない。地球温暖化は、確実に進んでいるとしか思えない。

 そんな状況もあり、来年以降流行りそうなもの「その2」として、「エコ」を挙げておきたい。プロセッサの低消費電力化は、今年の流行の1つ。パフォーマンスよりも発熱量や電力消費を抑える技術の進歩というのは、今後しばらく加速しそうだ。熱発生量も減れば、スペース的にも有利になる。政府などのIT調達の条件に、セキュリティ性能だけでなく低消費電力なんていうのも加えられる日もそう遠くはないのかもしれない。

 自動車や家電製品などの省エネ化は、日本が技術的にリードするところだろう。ITはどうか。いまのところ、日本独自のITの省エネ技術の話しは聞こえてこない。ハードウェアの心臓部はインテルやAMDに握られているが、トータルで省エネを実現できれば、世界を席巻する新たなハードウェアも夢ではないのかも。

 ところでソフトウェアはどうだろう。いまのところは、このソフトウェアを使うと、従来より発熱を抑え消費電力を下げるというのは聞いたことがない。数年後には、パフォーマンスよりも省エネを謳うソフトウェアが出てくるのだろうか。

 IT技術の発展で地球温暖化を阻止するのも重要だが、とりあえず真夏の8月1ヶ月はバカンス休暇にしてしまうというのはどうだろうか。エネルギー消費が、だいぶ減りそうな気がするのだが。

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