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電気に依存した生活

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 今朝の停電で、我が家は30分以上電気が止まった。あらためて、我が家が電気に依存していることを実感することに。

 洗面所で髭剃りの最中だったが、まず電灯が消えることで停電に気づく。剃刀は充電式のシェーバーだったので、そのまま動いていた。ちなみに、ラジオも太陽電池と充電池を併用するものだったので、これもそのまま鳴り続けていた。

 1階の部屋が暗いのでシャッターを開けようとしたが、電動なので開かず。日が昇っているにもかかわらず暗い中、懐中電灯をもってブレーカーのチェックに。ブレーカーはON状態、これは地域的な停電だということにこの時になって気づく。

 最近、長時間の停電なんて経験がなかったので、しばらく(数分)すれば復旧するだろうと楽観。この時点では、ゆりかもめが停電の影響で止まっているらしいというのみで、ラジオからの自分の居住地域の停電情報はとくにない。しばらくすると、世田谷区や大田区、横浜などの広域で停電、原因わからず復旧の見込みなしとのこと。まさかテロなんて心配になるが、ラジオからはあまり切羽詰った雰囲気は聞こえてこない。

 さいわいにして本日の朝食は、電子レンジもオーブントースターも利用していなかったので無事に出来上がる。ガスレンジで調理できないものだったら、朝食にありつけなかったのか。将来的には電磁調理器にとも考えていたが、やっぱりガスかな。エアコンは使えない、光電話なので有線電話もダメ。冷蔵庫、冷凍庫のなかの食品が心配になるが、為すすべなし。唯一の行動は、携帯電話で同僚に連絡して停電の件を伝えたのみ。

 シャワーを浴びようと思ったが、ガスはきていても電気がきていないので給湯器に点火できず。これが冬であれば、我が家の暖房器具は全滅だ。ラジオからは、各地で電車が止まっていたりダイヤが乱れているので、事前にインターネットなどで確認してからお出かけをなんて言ってる。電気がないから、ネットに接続できないのだよ。ちなみに、携帯電話で情報を得ようなんて発想には、いたらなかった。

 災害などの情報発信では、たしかにネットが活躍というのはこれまでにもよく耳にしていた。栗原さんの言うように、ネットのライフラインとしての重要性は高まっているとは思う。しかしながら災害の真っ只中だと、電気がなくてネットは使えない。乾電池にラジオという、ローテクというかアナログな方法も重要だということを改めて認識する。とはいえ、我が家はあまりにも電気で動くものが多すぎる。

 今回の停電で、自宅発電の仕組みを確保しておく必要があるかなと思った次第。ポータブルな発電機を購入する、屋根に太陽電池設置、風力発電は無理か、まだコストが高く場所もとるが燃料電池。真剣に検討してみようかと思ったのであった。

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