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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

10秒でなにができるか

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 少し前のニュースになるが、地震の発生を知らせる「緊急地震速報」を、CATVを使って配信する実証実験が9月に始まるそうだ。

 10秒間の猶予があると、机の下に潜るとか火の元のチェックなどが可能で、それにより死亡する確率が下がるとのこと。しかし、10秒の間に緊急性を認識できるか、ちょっと不安。10秒ってあっという間、ビールでも飲みながらほろ酔い気分でTVスポーツ観戦なんて状況だと、警報が鳴っても「へ? なんだっけ」とか思っているあいだにグラグラグラってなことになりそうだ。

 便利な仕組みとしては「自動的にガスや電気などを遮断するシステムも開発を進める」とのことなので、このあたりには期待したい。先日TVのニュースでは、この警報を受けて避難路確保で自動的に玄関のドアを開けたりするモデルルームが紹介されていた。

 

最終的に、この端末の価格は1万5千円以下を目指すとか。これくらいの費用ならば、導入してもいいかもしれない。ともかく、危険を実感できていないと、判断が遅れることになるだろう。地域の避難訓練などにも、一度参加したほうがいいのかもしれない、と思う今日この頃。

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