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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

地球にやさしいCoolなサーバー

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 ここ最近の冷え込みで、一日の冬期総需要電力量の記録が更新されたとのこと。我が家でも、2人家族で50アンペアというちょっとオーバースペックぎみな契約にも関わらず、朝の冷え込みに対応していてブレーカーが落ちるという状況に至った。

 幸いにして常時稼動していた2台のサーバーPCは、UPSに接続していたため電源断することなく稼動し続けた。すでに5年ほど経過しいざというときに使い物にならないのではと心配していたが、かろうじてその役目を果たしてくれたのだ。最近は停電なんて起こらないと高をくくっていたが、近いうちにバッテリー交換を本気で検討したい。

 我が家は、ガスファンヒーターとホットカーペットを中心に、電気ストーブとエアコンをサブに利用し暖房をおこなっている。この日は、これにトースターが加わわりブレーカーが落ちた。冷蔵庫も6年以上昔の機種だし、TVは相変わらずブラウン管だ。調光の仕組みを入れたものだから照明は白熱灯中心、さらに、常時稼動しているミニタワーPC2台に、起きているあいだはデスクトップ用PC1台が加わる。あまり地球にやさしい生活をしているとはいえない。

 昨年末にサンがリリースした「Sun Fire CoolThreads サーバ」の発表タイトルは、「高性能と低消費電力を両立した地球環境にやさしい新サーバ」というもの。性能を追求してきた企業向けサーバーの世界でも、「地球にやさしい」が新たなキーワードになったというのはかなり興味深い。ブレークすると思われたブレードサーバーも、今ひとつの伸びを見せていない。ブレードと同様なソリューションを実現するなら、マルチコアCPUで仮想化技術を利用したほうが、設定も楽だし当然電力消費面でも有利だ。絶対的な性能とトレードオフできるならば、今回のサンのアプローチは市場に歓迎される可能性も高いのでは。

 愛聴しているFMラジオ局のJ-WAVEは、毎月1日と祝日を"Green Casting Day"としてグリーン電力で放送をおこなっている。我が家も使うばかりでなく、使う量を減らし、さらには電気を産み出すことも考え、地球にやさしい生活に変化させたいところだ。

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