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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

記事のタイトル付けは難しい

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 利用しているFirefoxのホームページを、「Googleニュース日本版」のサイトにしている。現在ベータ版だが、各種ニュースサイトの記事が、トップニュース、社会、国際などの分野ごとに網羅されていて、「いま、世の中でなにが起きているか」を瞬時に把握するのに便利だ。

 ところで、10月6日のITmediaのニュースに「新聞見出し無断ネット利用に賠償命令 著作物性は再び否定」という記事が掲載された。詳細は記事を参照してもらうとして、ニュースの見出しに今回著作物性は認められなかったが、見出しの「営利目的による無断の反復使用は不法行為が成立」との判断がくだされた。

 Googleニュースは、大丈夫か。便利に使っているだけに、この判決を受けサイトが使えなくなるのは困る。ということで、Googleに問い合わせてみた。Googleサイドの判断としては、Googleのサイトはあくまでも検索エンジンであり、「こういうサイトにこういうコンテンツがある」ということを知らせるツールである。Googleニュースには直接的なバナー広告などもなく、商的な行為はおこなっていない。Googleニュースが入り口になり、各サイトへのトラフィックを誘導する手伝いができると考えているとのこと。つまり、これらの理由から「営利目的による無断の反復使用」にはあたらないと判断しているとのことだ。

 Googleとしては、メディアから要望があれば、もちろんインデックスからは落とすそうだ。上記の回答に、個人的には納得がいった。とはいえ、「営利」かどうかの部分はGoogle自体が企業として運営できているのだから、ちょっとグレイゾーンか。

 実際、記事を書いているとタイトルや見出しをひねり出すのには苦労する。それをみてクリックしてもらえるかと思うと、意表をついた興味を惹くものをと悩むのだが、けっこうセンスが必要だ。タイトルだけすばらしくて、中身がなくても困ってしまう。以前通っていた文章講座では、文章の出だしとタイトルに7割以上の力を注ぐように指導された。どちらかというとタイトル付けは苦手なので、編集担当任せにしてしまうことも多い。まだまだ、ライターとしての修行が足りないようだ。

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