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電磁波過敏症かもしれない

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 この土日に新聞を読んでいたら(おそらく21日日曜日の朝日新聞だったと思うのだが)、「電磁波」に関する記事が掲載されていた。「電磁波過敏症」と呼ばれる病気があるとのことで、日本ではまだあまり認知されていないが、欧米では深刻な症状を訴えている人もいて、対策が進んでいるようだ。化学物質過敏症は知っていたが、電磁波過敏症という病気が存在することは知らなかった。

 昔から、コンピュータ関連の仕事をしている男性の家庭では、モニターから電磁波を浴びている影響で女の子がよく産まれるという、うそか本当か定かではない噂がある。実際に身の周りで数えてみると女の子が多かったりするものだから、これは真実だと思っている人もいるかもしれない。このほかにも、高圧電線の鉄塔の下に住んでいると、白血病や癌になりやすいなどの説もあり、電磁波との因果関係が現在も研究されている。電磁波の影響については、実際に16歳以下の携帯電話の使用を制限するなどの動きも、欧米では起きているようだ。日本は制限どころか、小学生に安全のためにあえて携帯電話を持たせる状況もあったりする。どちらにしても、携帯電話だけでなくあらゆる電気製品が電磁波の発生源となっている現在では、電磁波を浴びずに生活するのはかなり難しい。

 ちなみに、Googleで日本語サイトを対象に「電磁波過敏症」で検索してみると、約12,000件がヒットする。そのなかのいくつかのサイト情報を総合すると、電磁波過敏症の症状には、めまいや口内炎、頭痛に吐き気、関節痛、肩こりなど、日常的に「なんとなく調子が悪い」ときに起こる症状が列挙されている。ここ最近、十分睡眠をとっているのに疲れが抜けず、頭痛の症状もある。そして、油断しているとすぐに口内炎ができる。夏バテかと思っていたが、じつは電磁波過敏症かもしれない。実際に電磁波過敏症の症状がひどいと、電車にも乗れず日常生活にも支障をきたすことになる。

 小さなときから長時間TVゲームをやり、日常的に携帯電話を使いこなしている現在。最近の若者や子どもの「切れる」症状なども、この電磁波が原因の1つなのではと思えてくる。今後は、携帯電話のスペック表に、人体に影響する電磁波の発生量などが記載されるようになるのかもしれない(ワークステーションなどは、電波障害対策として妨害電波に関するVCCIなどの規格表示がなされている)。

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