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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

何文字で伝えられるか

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 インターネットコム株式会社と株式会社インフォプラントが、携帯電話を利用しているインターネットユーザーを対象におこなった調査によると、PC などのモニターで文章を読む際に苦痛を感じる文字数は「400字以上」がもっとも多かったとのこと。

 調査は電子書籍の利用に関するものだが「PC などのモニターで長い文章を読むとき、どの程度から苦痛を感じますか。」という設問があり、400字以上が33.7%、800字以上が18.0%なので、800字を超えれば半数の人が苦痛を感じることに。前回の私の言葉足らずのブログの文字数は900字程度なので、苦痛の領域にある。もちろん内容が伴っていれば苦痛もやわらぐが、変に削ってちんぷんかんぷん

 800字のなかで起承転結をきちんと作り、伝えたいことをきちんと盛り込む。とはいえ、箇条書きにするわけにもいかないので、出だしやタイトルを工夫する。出だしが一番重要でそこに全体の70%くらいの力を注げ、などというのは文章講座などでよく聞く指導の1つだ。大先輩の小説の編集者の方から、売れる小説家の文章は出だしの数行を読めばだいたいわかる、なんて話も聞いたことがある。

 ここまでで、すでに500文字を超えた。400文字のうちに、読者の気持ちを掴むのはかなり難しい。PCや携帯電話の画面では、苦痛を感じる始めるのが紙より早い気がする。気楽に書けるブログとはいえ、もっと精進してわかりやすく面白い文章を書かねば。

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