オルタナティブ・ブログ > IT's my business >

IT業界のコメントマニアが始めるブログ。いつまで続くのか?

【PR】Windows Vista は遅い?

»

ハードウェアの要求仕様が高いだの、メモリ消費量が多いだのと言われている Windows Vista ですが(←お前が言うな)、そうした“使う前の条件”を別にして、Windows Vista そのものが重いのではないかと懸念されている方がいらっしゃるかもしれません。そこで、Windows Vista と Windows XP のパフォーマンスを比較した情報が用意されました。
→「徹底検証:Windows Vista vs Windows XP

ここには6つの検証項目がありますが、3番目の「Windows Aero を使うと CPU 負荷が軽減される」というのは意外かもしれません(意外であることが、けっこう知られている気もしますが^_^;)。Windows Aero は描画に GPU(Graphic Processing Unit)を使うのですが、その分、CPU はグラフィック以外の処理に集中できるというわけです。.NET Framework 3.0 の Windows  Presentation Foundation というグラフィック基盤でも同じことが言えるのですが、(Flip 3D のような)グラフィックを「3D でグリグリするもの」だけでなく、一般的な描画処理について「餅は餅屋」に任せられる(かつ速い)というのがポイントです。

ドライバのチューニング状況によってバッテリ持続時間が短くなるという指摘(本田さんの記事)は当たっているかもしれませんが(←未確認です)、メーカーの Web サイトを見ると、解決しているところもあるようです。

なお、最後の項目で旧マシンのパフォーマンスを向上させるために「ReadyBoost」が紹介されていますが、(当り前ですが)USB メモリをメインメモリとして使うわけではありません。ReadyBoost は、スワップ領域として(HDD ではなく)USB メモリを使うものです。また、古い USB メモリには「ベンチマークでいい数字を稼ぐため」に一部にだけ高速メモリを使っていることがあるのだそうで、「そこらに転がっている USB メモリを使って高速化」しようとすると、うまくいかない(あるいは ReadyBoost として使えない)こともあるようです。これに関しては「ReadyBoost 対応」を謳っているものを使う方が確実のようです。

冒頭に書いたとおり、マシンスペックが高く、メモリも多い方がいいに決まってますけどね:-)

関連エントリ
Windows Vista の誤解を解く
Windows Vista のどこがいいのか?

Comment(0)