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YouTube を楽観的に考える

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内田さんが「YouTubeの破綻はアメリカを救うか?」というエントリを書かれていますので、YouTube の違法性について考えてみます。

私も、最初は完全にダメだろうと思っていました。(加藤さんのエントリ「話題のYouTubeって著作権は大丈夫?ヘビメタ好きにはありがたいけど・・・」に対するコメント)

しかし、色々な情報を目にしていると「完全にダメ」ということはないような気もしてきます。たとえば、「テレビ局がYouTubeより手を焼いているのは……」などで取り上げられているようなオークションサイトで違法に取引される著作物や、無料サイトが使われる warez など、仕組みは健全でも違法に使われてしまうケースは他にもあります。

また、最初の(*) napster では自分でコンテンツを管理しないため違法取引が野放しになってしまうのに対し、YouTube では違法にアップされたコンテンツを運営者側が削除できる(実際にそうしている)という違いもあります。つまり、「著作権保護への対策を取っている」といえるわけです。

実際、合法に生き延びられるのではないかという見方が残っているので、他のポータルも同様のビデオ投稿サイトをはじめているとも考えられます。また、「YouTube:1760億円 vs ミクシィ:2200億円」にある、

2億ドルもしくは3億ドルで手を打ってくれるなら、明日にでも買うのだが

というコメントも、合法と判断されるという可能性があると考えられているからでしょう。毎月100万ドルの経費がかかったとしても、何億ドルもの投資が受けられるなら何十年も生き延びられます。技術は進歩を続けていますから、将来、どんなビジネスモデルが登場してくるかわかりません(もちろん、海のものとも山のものとも知れないわけですが)。

誤解の無いように補足しておくと、YouTube への違法なコンテンツ登録を擁護しているわけではありません。このような「投稿者」には、しかるべき措置が必要です。

ところで、Forrester の悲観論の記事で、

専門家が制作した大半のコンテンツも削除することになる。そうなると、YouTubeには「全く面白くない」ビデオしか残らないと、Forresterの両アナリストは述べる。

とあります。ほぼ同感ですが、Web 2.0 時代は大衆の力がどうこうなんて、話がありませんでしたっけね :-p

※「ブログの用心棒」に書いたとおり、ここに書いている内容は勤務先とは無関係の見解、コメントです。よろしくお願いします。

*追記(2006.10.4)

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