英語でコーヒータイム(27) サラダとかけて切り傷と解く。そのこころは?
どちらも ドレッシング が大事です。
"Is this dressed?"
(これ、ドレッシングかかってるの?)
夕食の2コース目に供したガーデンサラダを見ながら尋ねたのは義父。
"Yes, I tossed it with my favorite creamy sesame dressing. "It's dressed up with fresh apple, grapes, dried apricot, and raisins. "
(もう、私のお気に入りのクリーミーゴマドレッシングをかけてありますよ。それにりんご、グレープ、干し杏、レーズンも入ってますからね。)
サラダ関連にドレッシングはおなじみの単語だけれど、まさか他動詞で使われるとは。これは初めての経験。
そしてここまで読んでくださった方はおそらく、既に to dress には「傷の手当をする」という他動詞があることを辞書で確認されていることでしょう。
実は、私にとって英語圏でのドレッシングとの出会いは、この傷の手当の方が先。
wound dressing (創傷手当て), dressing change(包帯交換) は一般病棟では日々使われている言葉でしたから。(私、昔は白衣の天使をしていました。)
The nurse comforted the patient when she dressed his wound.
先述のトス(to toss)はバレーボールの「トス」と同じ。
「はじき上げる」という意味です。ボールにサラダグリーンを入れて、ドレッシングをかけて、軽くはじき上げるようにしてよく和えるという動作がto toss the salad なのです。ドレッシングは丁寧にトスした方が、上からかけるよりもずっと少ない量ですみますし、味もよく馴染みます。
Do you want me to dress your finger?
というやさしい旦那様の言葉を聞いて、指輪でもプレゼントしてくれるのかしらと期待した奥様。
包丁傷の絆創膏を交換してくれただけだったら、大いにがっかりですね。