オルタナティブ・ブログ > 塞翁が厩火事 >

ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

「定礎」の奥には何がある? 思い出がつまっている!

»

六本木にありました日本IBMの旧本社ビルが再開発で取り壊されることになり、先日、ビルの「定礎板」の取り外しが行われました。中から出てきたのは、「定礎箱」。それは、タイムカプセルになっており、41年ぶりに出てきたのは、その時に詰めた思い出の品々。
Tc_3
Tc_4
Tc_5

<定礎箱から出てきたもの>
Tc_10
①当時の新聞(日刊紙、英字新聞、建築業界紙)、②設計図、③入社案内、④旧本社ビルのブローシャー、⑤竣工時の写真、⑥関係者の名前が記載された真鍮製の板(日英2種類)

今まで知らなかったのですが、ビルの「定礎」の裏には、何か物が入っていたのですね。タイムカプセルを埋め込むケースが、大変多いのだそうです。
詳しくは、日本IBMのfacebookページの記事をご覧ください。
日本IBM facebookページ 「旧六本木本社のタイム・カプセル 41年ぶりに定礎箱を開封」

この記事を社内で紹介したところ、結構驚く社員もいて、出てきた物を展示してほしいというリクエストが多数寄せられました。私を含め、このビルで働いていた社員は特に感慨も一入のようです。
東京は、スクラップ・アンド・ビルドの街。実は、あちこちでこうした定礎の奥の開封が日々行われているのかもしれませんね。海外に比べると懐かしいビルがどんどん無くなって行く東京は、少し寂しい気がしますが・・・。

YouTubeに、こんな映像が残っていました。

さすがに出来た当初のことは存知あげませんが、さまざまな想いと当時の最先端の技術とデザインが盛り込まれていたビルだったんだなと実感しました。1階にあったオーディトリアムのデザインも好きでした。

皆さんの周りで「定礎」を取り外すことがあったら、ぜひ中に何が入っているのか確認してみてくださいませ。

Comment(0)