赤いクルマが増えてきた
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あくまで筆者の肌感覚から微妙に感じ取ったイメージですが、街中で以前と比べて赤いクルマが増えてきたような気がしています。
特に増えてきたのが、マツダのCX-5のレッドでしょうか。最近のマツダは非常に元気が良くて国内はもちろん、米国においても富士重工(スバルに社名変更予定)と並んで売れているのです。
CX-5のレッドに象徴されるように赤いクルマが増えてきました。これは近年には無いくらい久しぶりであり、珍しい光景です。
デフレに端を発したモノ余り、モノが売れない時代が長く続いた中で、黒っぽいクルマが多く売れていたのが一転して様変わりしてきました。
背景に何があって、何がどう変わってきたのでしょうか?
筆者は次のように考えています。
誰もが無理をすることなく無難に日常を安全に安心して過ごしていきたいという傾向がとても強い時代において、せいぜいマイカーくらいは自己主張をしたい、目立ちたい、派手にいきたい、といったプチ自己表現が背景にあると推察します。
いくらSNSの時代とはいっても、Twitterに代表されるように自己表現として発したコメントはあっという間にタイムラインに流れていってしまい、何事も無かったかのように時が過ぎ去っていく中で、現実世界の所有物として、それも毎日または週末には必ず行動を共にしているはずのマイカーだけは妥協を許さず、本当に乗りたいクルマを買う、という流れが出来ているということです。
不況や先行きが読めない今の混沌とした重苦しい時代において、クルマに夢を託する気持ちが消費者にある以上、まだまだ売るために考える余地は十分に多く存在しているとも考えられるのではないでしょうか?
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