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本業とは何か?〜オープンイノベーションの時代へ

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innovation02.jpg最近はよくオープンイノベーションがこれからのビジネスには必要だということが聞かれるようになりました。

実際、筆者もオープンイノベーションについて、考えることも多く発生していて、必要性を強く意識するようになってきたのです。

理由は明白で、国内や世界には不透明感が漂う昨今において、ますます強まる製品に対する要求の厳しさの中ではもはや、大企業といえども自社1社だけの力で生き残ることが非常に難しい時代になってきたからです。

大企業でさえ、中小ベンチャー企業の技術やアイデアを欲しているという時代が今なのです。

そうするとおのずと、自社が所属している業種業界には伝統的な企業だけではなく、異業種から次々と新規参入組が増えてくるという流れを誘発してきているのです。

こうした状況下で、どうしても考えないといけないことが"自社の本業とは何か"という問い掛けです。
いやむしろ、この先、今の本業のままでずっとやっていけるのか、という疑問やら心配が日々重く覆い被さってくるという訳です。

「事業ドメインの再定義」と呼ぶ大きなテーマが竜巻のように起こって、経営層を巻き込んでいくようなイメージです。

ここで、P.F.ドラッカーの言葉を借りてみたいと思います。
「マーケティングとイノベーションが企業において重要であり、それ以外は企業にとってコストでしかない。」

やはり企業にとって重要なことは明白です。

本日の拙稿の最後に、再び大きなウェーブを作ろうとしているあの人の言葉を借りて、終わりにしたいと思います。

孫正義氏
「(競争力を取り戻すために経営者に必要なこととは)経営者の最も重要な仕事はドメイン(事業領域)を常に再定義することだ。日本企業は"本業"という言葉が好きだが、市場が縮小するのに既存事業にしがみつく理由は何か。企業理念を軸に次の戦略を描くのが経営者の役割だ。」

なるほど、同氏の最近までの行動をつぶさに追っていると、十分に納得のできる言葉だと思うのです。

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