相次ぐ英社との関係構築が表すもの
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たまたまと言うか、狙い通りというか、今の時期になって日本企業が、相次いで英企業と提携したり買収したりという大胆な動きが目立ってきました。
まず最初として、ソフトバンクグループが英アーム・ホールディングスを買収するという動きがありました。
次いで、Jリーグが、英動画配信大手パフォームグループとの間で、17年から10年間という長期に渡る放映権の契約を締結することで基本的に合意しました。
両ビッグニュースですが、共通している点があります。
それは、相手企業の両社ともに英国の企業であるという点です。
偶然の動きでしょうか?
英国においてはご存知のとおり、先月23日の国民投票の開票の結果、EUから離脱することが決まったばかりです。筆者にはどうしても上記の動きとの関連性があると思えてしまう訳です。
当然、離脱が決定する前から接触や交渉等の動きはあったかもしれませんが、国民投票の結果を受けて先を急いだ、という見立てです。
なぜなら、英国にとっては今後、EUとの離脱交渉で非常に厳しい妥協や譲渡が求められるはずで、何もいいことのない未来が待っていそうなところで持って、時を逸すると不利な状況がJリーグやソフトバンクに降り掛かってこないとも限らないからです。
いずれにしてもこれらのことを考えると、抜群のタイミングでの同意であったことは間違いないようなのです。
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