グーグルが講じるアドブロック対策
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米グーグルといえば、収益の大半(9割)をネット広告に頼るビジネスモデルを確立していて、もはやライバルの追随を許さないほどの成功を収めてきました。
ところがライバル企業の出現ではなく、別のところから同社を脅かそうとしている存在が現れてきたのです。
「アドブロック」がそうです。ユーザ側の判断で、サイトの閲覧時に広告を非表示にする機能のことを言います。
純粋にサイトの参照に訪れたユーザが、広告の存在に煩わしさを感じて、表示自体を禁じてしまうという動きが世界中で広がってきました。
ある調査によれば、今年の6月時点で全世界で約2億人もの人がアドブロックを利用しているという結果も出ています。
もちろん我々サイトの利用者は、サイトの運営側が広告収入のおかげで活動を続けられている訳で、利用者側も無料の恩恵に預かってサイトの各種機能を利用できている、という背景も見逃せません。
それでもグーグルからすれば、事業を支える屋台骨である広告収入に陰りが出る前に、自ら広告基準を見直して、ユーザが不快に思わないネット広告の表示内容を定めることが翻っては自社にも必要であることに疑いの余地を持っていないのです。
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