たまたま時間が空いた、の本音は・・
SNSの登場どころか、日常生活にすっかり存在が溶け込んでいる現代においては、投稿された文章や写真画像などで、それぞれが自己表現をしていきます。
いや自己表現というより、自己演出かもしれません。
初めてSNSに投稿した当初を思い出してみてください。
そして今の自分の投稿内容と比べてみるのです。
すると、すっかり技量が上がったと思いませんか?
掲載写真については、写ってはいけない景色を避けるなど、重視するポイントを押さえることが板に付いてきているはずです。
確かに写真は大事です。1枚の優れた写真があれば、凝った文章などは何もいらない、無言で語ってくれる、といった具合です。
これに対して、投稿する文章の内容はどうでしょうか?
いやこちらも負けず劣らず大事には違いありません。
よくあるテクニックが、「たまたま時間が空いたので、ここに寄ってみた」というくだりで文章を書くことです。
平日の昼間に仕事とは関係の無い場所に来ていることを宣伝するような投稿には、非常に気を遣うのと勇気が要ります。下手したら、自分は仕事をサボっています、ということを公に公表しているに等しいからです。
ただ、たまたま来ている場所が、撮影ポイントが満載でどうしても撮りたい、投稿したい、という衝動に駆られることはよくあることです。昔と違ってカメラを持ってくることを忘れた、ということはありえないから尚更です。
そういう場合にとても便利な書き方が、「たまたま時間が空いたので」という表現です。この言葉に、変な誤解を避けるためのすべての"期待"が込められているかの如くです。
それでも、この言葉の使い方には注意が必要なようです。使い過ぎてはいけない、ということです。理由はもうお分かりだと思いますが、暇人、サボっている、というネガティブイメージを抱かせてしまうからです。
ほどほどにしましょう。