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技術で勝って、商売で負けていませんか?

個人が企業に変革を迫る時代

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idea03.jpgアイデア勝負の時代になってきました。それもここまで個人が持つ自由な発想が力を発揮し始めた今の時代ほど、強く感じる時代はこれまでの人生上なかった、とまで思えるのです。

例えば、個人の手作り手芸品をお手軽に販売できるサイトである「ミンネ」。これまでも数多くのマスコミに登場してきた話題のサイトです。

大企業では、組織の大きさゆえにどうしても、斬新な新規ビジネスのアイデアが生まれにくい中、こうした個人がビジネスに与える影響はどんどん増しています。既存大企業からしても無視できない存在となってきた訳です。

すでに大企業の中には、個人の活動を取り込もうと動いているところも出てきました。自社では考えもつかない新しいアイデアを、手っ取り早く手に入れようという動きです。

これらの新しい動きの根底にあるのは、お客さま目線を重要視するということです。
お客さま自身にもなりうる個人が考えついた、「自分が欲しい商品を自分で生み出す」という活動に賛同、協賛するという大企業の論理です。

本日の最後に、鈴木敏文氏(セブン&アイ・ホールディングス現会長)の言葉をご紹介したいと思います。
「販売も仕入れもしたことがない。自分の強みは常にお客さまであること」

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