寄稿しました:広報会議4月号「デジタルPR再入門 ウェブメディアに載る方法」に見る広報の変化
先日発売となった、2014年4月の広報会議の特集は「ウェブメディアに載る方法」。
今まで広報と言えば、現場の多くの方の関心事はどちらかというと「4大マスメディア」(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)に取り上げてもらうこと(メディアリレーション)だったと思うのです。「新聞に載りたい」「テレビに出たい」という話をあちこちで聞きました。
もちろんそれは今も大きな関心事ではあるのですが、そこに加え、新たな展開がすでに始まっているということが複数人の寄稿や図版などによってわかりやすく炙り出された号でした。
ミドルメディアなどといわれるまとめサイトや、よく閲覧されているネットニュースを表示させる話題のニュースアプリにまで言及しており、かなり早い業界の動きをうまく拾い上げています。
私が担当したのは「影響力のある個人にどうアプローチするか」という部分です。
今、個人の方もメディア化していると思います。ブロガーの方もそうですが、Facebookやツイッター等で多数のフォロワーのいる方や、業界のご意見番のような方もいます。従来のメディアの方に加え、できるだけそのような方にも、興味関心のある情報をお届けできるよう努力したいと思いますし、何をいつ、どう届けるのかについては、企業のご担当者と一緒に考えて行きたいと思っていますし、いろいろな方とも情報交換、意見交換をしていきたいと思っています。
私自身もブログを書いている関係で、日々、面白く興味深いネタを探しています。でも、単なる企業の宣伝や、あまり良く知らない内容の「これ、拡散してください」などという連絡には閉口することも。自分自身の情報収集法と発信法をこれからも工夫して行きたい所です。
注:PR(Public Relations)や広報という言葉は、いろいろな文脈で異なる定義で利用されることがあります。ここでは、お金を払って掲載してもらう広告や、セールスプロモーション、営業ではなく、メディア(媒体)を介して、どのように必要としている方に情報をお届けするか、そのためにどのような情報発信を心がければいいのか、という観点で使っています。
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