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25日にはオープンデーも!ソーシャルメディアも積極活用。EUの日本国内での広報のお話を聞いて来ました

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(公社)日本パブリックリレーションズ協会の異文化勉強会に参加し、駐日欧州連合(EU)の広報活動に関して、お話を伺って来ました。(以下、EUと表記します)(余談ですが入館するときのセキュリティの厳しさは飛行機に乗る時と同じくらいでした)

お話をしてくださったのは

参事官・広報部部長 ルディ・フィロン氏
(Mr.Rudie Filon, Counsellor, Head of Press, Public and Cultural Affairs Section)
広報部 オンライン広報誌「EU MAG」担当 前田真理子氏

です(写真は許可を頂き、掲載しています)

Euph

最初にルディさんよりEUの成り立ちについての話がありました。1950年にフランスのシューマン外相が石炭と鉄鋼を共同で管理する超国家的機関の創設を提唱したことから始まっているそうです。(石炭と鉄鋼、いわゆるインフラや武器を作るのに必要な物)

2013年7月にはクロアチアが加盟予定で加盟国は28カ国になります。

広報というと、ついついメディアリレーション(記者に情報をお届けして記事にして頂く)ばかりが頭に浮かぶのですが、EUでは様々な活動を通じて、いろいろな方にEUとは何かをお知らせしていました。いろいろなルールのある中、様々な方法を組み合わせて、異なる対象の方への広報活動を実施されている姿が浮かび上がって来ました。以下はルディさんのスライドからの書き写しです。

Communication channels

  1. Press &Media
  2. Social/Digital Media
  3. Information Products
  4. Public Diplomacy
  5. Academic Cooperation
  6. Cultural Events

その一つがソーシャルメディアの活用です。

何でも一昨年からソーシャルメディアに取り組んでいるのだとか。学生向けのネットワーク「EU circle」ではオフ会の開催もされています。
TwitterFacebookGoogle+YouTubeを使われています。超国家的機関というと御堅い感じがしますが非常に柔軟だなと思いました。

また、紙媒体で35年以上も発行して来た広報誌は昨年からWeb版「EU MAG」に移行。内容も数年前からは柔らかめの記事を増やしているそうです。紙の時代に馴染んだ人向けに、目次だけはA4サイズで印刷出来る仕組みを提供しています。

その他、パノラマという地図付きのブローシャー、高校生向けの漫画冊子UNITYや、イベントのチラシなど、多彩なカタログ類も用意されています(企業と違うのはこれが販促ツールとは違う所でしょうか)

異なる言語から英語に翻訳されたであろう、専門用語の文章を元に、急ぎで日本語のプレスリリースを作る苦労などは、私が日常で体験している内容と重なりました。

私の場合、新規で広報のご相談を受けると「いますぐ結果を!」と言われる事が多いのですが、EUの広報はまた違う感じで、じわりじわりと浸透させて行く感じです。ここに広報の本質を見ました。

まとめると

  • 多彩な方法で
  • それぞれのオーディエンスに合わせて
  • 押しつけでなく心地よい距離感で
  • 長期的な視点で

を実際にやられているのだろうなあと。

企業広報とEUのような組織では手法も目的も異なるとは思いますが、さりげなく、じわりじわりと知ってもらう為の活動を様々な方法で実施し、継続して行く事は本当に大事だなあと改めて感じましたし、参考になると思いました。

インターネットの普及、そしてソーシャルメディアの台頭で、個人・企業・組織の広報活動は大きく変わりつつあります。まさに流れに合わせて柔軟に対応されている広報活動に刺激を受けました。

私の場合、ドイツやイギリスの企業との取引もあり、また、旅行や出張でアイルランド、イギリス、オーストリア、フランス等を訪れた事もあり、それらの国々が身近に感じられた時間でもありました。

PR協会の皆様、EUの広報の皆様、本当に貴重な機会をありがとうございました。

なお、EUの「ヨーロッパハウス」では2013年5月25日(土)正午ー午後6時にオープンデーを開催とのこと。普段は入れない建物の内部を無料で見学出来るそうなので(ダンスや音楽、ビール、ワインお菓子等もあるようです)、興味のある方は参加するのも面白そうです(最寄り駅は広尾)。

Europe

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