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欧米と日本の働く現場の大きな違い(エンバカデロの新井さんに話を聞いて)

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12月に、こちらのイベントのお手伝いをしました。イベントは、エンバカデロ・テクノロジーズの新井さんに、米国ソフトウェア企業の本社で働く経緯や、裏話などを伺うような感じでした。私の役目は、司会というか、質問の取りまとめ役です。ちょうど新井さんがイベント等の関係で日本に来ていたので、その隙間に一切「仕込み無し」でやった感じのイベントです。

エンバカデロ・テクノロジーズはオラクルを始めとするデータベースアプリケーションの開発や管理に使われる製品を多数出している他、最近はWindowsでもMacintoshでも、さらにはスマホでも動くアプリが作れるツールを出していて注目されているので、聞いた事がある人も多いと思います。

大学時代に授業で使うプログラミング用のソフトウェア(Delphi。当時はボーランドが発売元)に興味を抱き、その会社と連絡を取ったり、パソコン通信のニフティサーブのDelphiフォーラムなどでも活躍(今で言うFacebookのコミュニティのようなものでしょうか?当時はインターネットはありませんでした)してきた新井さんは、新卒でその会社に入社し、現在は米国本社の社員として30人の異なる国々の部下をマネージする立場になりました。

部下と言っても、同じ場所にいるスタッフだけでなく、世界に散らばっています。英語を母国語としない人も多い中、共通言語は英語。彼らとメールや電話、対面などのコミュニケーションを駆使して仕事を進めているわけです。

英語があまり得意ではなかったという新井さんですが、日本でも週3回の英会話スクールに通ったり、米国に行ってからも英語を学ぶなどして、ビジネスレベルの英語を身につけたそうです。

広々としたオフィス、ラッコやアザラシ?などが生息している海。和食の買えるスーパー。新井さんの日常生活に関するスライドもたくさん見せてもらいました。

だんだん仕事は日本だけでは成り立たなくなっています。私も今のクライアントの大半は海外の企業で、担当者との唯一の共通言語は「英語」ということも増えて来ました。そういう中で、異なる国籍やバックグラウンドを持つ人をマネージしている新井さんの仕事に関する話は、自分にとっても勉強になる事ばかりでした。ついつい日本的なやり方になってはうまくいかないのですよね。


よく、日本と欧米のコミュニケーションではハイコンテクストとローコンテクストということが言われます。日本では「暗黙の了解」が多く、全部を口に出して説明する事はないのですが、特に欧米では「言わないと伝わらない」ということがありますよね。異なる言葉を話すだけでなく、コミュニケーションの形態も違っています。

ついつい言葉の違いだけに目を向けがちですが、それ以外の部分にも目を向けたいと思いました。

本件、オルタナティブブログにも書いています。よろしければそちらもあわせてお読みください。(他の方が書いた物へのリンクも貼っています)
こちらは新井さんを囲んでの記念撮影です!

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