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kiznaのパブリックベータの発表会にお邪魔してきました

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昨日はkizna(きずな)というクラウドベースのソーシャルメディアクライアントの発表会にお邪魔してきました。オルタナティブブロガーは岡村さん、柳下さんも参加されていました。

#kizna_publicbeta 会場にお邪魔してます。今 @hitoshi さんご挨拶中less than a minute ago via HootSuite

ソーシャルで傾聴のサービス、モニタリング&分析するものは出て来た。対話をテーマにしたツールはまだほとんどない。困ったので作ろうとして生まれたのが絆。#kizna_publicbetaless than a minute ago via HootSuite

フリー版の制限ツイッターアカウント2つ、保存は絆のサーバに保管なので15000件まで保存、さかのぼれる(ツイッター単体は3200件)タグは上限20件  watchキーワードは1件 制限のないアンリミテッド版も用意 #kizna_publicbetaless than a minute ago via HootSuite

内容については記事やブログがいくつかあがっているのと、#kizna_publicbeta というハッシュタグで探すと昨日の様子もわかるので、あまり詳しく書きませんが、(技術評論社さんの記事はこちら)@であろうと、DMであろうと、同じ人とのやり取りを時系列で表示できることや、タグをつける機能、今ツイートされている言葉を検索するのではなく、自分の過去ログからキーワードを入れて検索する機能などはとても便利そうです。フローをストックにして活用する仕組みをうまく考えているように思いました。

そういう意味ではレストランオーナーでもあり、小さなお店のツイッター繁盛論の著者でもある、株式会社きずなの中村社長が自分が使っていて「ここがこうなったら便利なのに」ということを実現したツールと言えるかなと思いました。

実際にツイッターで話題の経堂のタイ料理やさんソンタナ(@s0ntana )でもこのkiznaが利用されており、大学ノートと Excelベースの顧客管理が格段に便利になったというお話がありました。過去の訪問者がタグ付けされて分類できるのも便利そうでした。

実は私はクローズドベータに参加しており(約1000人いるのだそうです)、今回発表の前の版は実際に利用したのですが、同じ人とのやり取りが時系列になる機能はとても使いやすく感じました。

会場の雰囲気はこんな感じでした。レストランの中が不思議な空間になっています。

Kizna

私は広報の仕事をしている関係で、主要な記者は結構顔がわかるのですが、技術評論社、インプレス、朝日インタラクティブ(CNET)、TechCrunchの記者の方が来られているのはわかったのですが、後はメディアの方はいらしていないようでした。もしかしたら呼んでいないのかもしれませんね。発表資料や進行も記者会見とは違い、新しい感じでした。でも、非常におもしろいサービスだったので、もっとメディアの方もお招きしてもいいのではないかなと感じましたが、どうなんでしょうか?

その代わり、ツイッターやブログで著名な方はたくさんいらしていました。普段平面でしか見ないアイコンの人が立体になっている感じでした。USTもありましたし、発表中にブログがアップされたり、ハッシュタグを用いてどんどん内容をアップする方もおり、すごい勢いで、従来メディアを介さずに情報が拡散している印象を受けました。

あるネット系メディアの方は終了後、近くのカフェか何かに入って記事をアップされたようです。帰り道に一緒になったときに「これから記事書いてアップします」とおっしゃってました。今まではネット系メディアが「一番早く」情報を伝えていたのですが、USTとツイッターとブログが早いという現象が起きていました。

先日聞いた話なのですが、また別のネット系メディアの記者の方は、「ソーシャル系は記者を呼んで会見をしてくれない事が多く、実は困っている」というようなことを言っていました。なんでも、従来メディアを介さずにソーシャルメディアで情報をエンドユーザーに伝えるソーシャル系のサービスを提供している企業が多くなっているとの事でした。

確か昨年くらいは、記者会見をやって、別途同日か後日にブロガー向けのmtgを行うケースをよく見ましたが、状況が変化して来ているようです(特にソーシャル系)

ここまで書いてふとフェイスブックを見たら、今週の某日の夜には、会費制でソーシャル関連のサービス(パトロン系)の発表会っぽいものが「リリースパーティ」という名称で開催されるようで、すでに150人を超える人(記者、著名ブロガー含む)がエントリーしています。

このイベント以外に記者会見もあるのかどうかはわかりませんが、この動きからも、ソーシャルを絡めた広報活動のあり方が大きく変わりつつあるのを感じました。

話をkiznaに戻すと、3月31日にパブリックベータ版が公開されるとのことでした。

非常におもしろそうなサービスなので、今後どうなっていくのか楽しみだと思いました。

小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力
小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力 中村 仁

日本実業出版社  2010-06-24



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