オオカミ少年とネタのないプレスリリースは似ているかもしれない
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以前からも、プレスリリースに関して何度かブログに書いているのですが、勢いのあるベンチャー企業の方から、何度か似たようなお話を聞いたので、少し紹介したいと思います。それは、
「少しのネタであっても、情報を発信しないと始まらない、だからうちは小ネタであっても、とにかくプレスリリースを送ります。なーに、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるというじゃないですか」というものでした。
これだと、もらったほうはたまりません。「この会社はニュースにならないこともとにかく大量に送ってくる」と記者に思われたら、会社名を見ただけで「またたいしたことないだろう」と思われ、かえって記事になりづらくなる状況を自ら作り出してしまう可能性があります。
オオカミ少年の話はご存知だと思います。オオカミが来ないのに、いつもオオカミが来たと言っていたら、本当にオオカミが来たときには誰も信じなかったという話です。オオカミを大きなニュースネタと言い換えたら、まったく同じ状況ではありませんが、当てはまってしまう可能性があります。
日常生活で考えても、つまらない話やたいしたことない話を「重要な内容なんだけど・・・」と持ちかけてくる人がいれば、最初は周りの人も「何だろう?」と期待して話を聞いてくれると思いますが、回を重ねるにつれ「この人は大げさなだけで、内容はたいしたことないな」というレッテルを貼られてしまうかと思います。そうなると、最終的には損をしてしまいます。
とにかく送るということは避けて、ある程度内容を吟味してプレスリリースを出していければと思います。
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