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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

「うちゅうせん ペペペペラン」:絵と音楽と言葉との三位一体

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以前、「【黄金の金曜日】絵本」というエントリで、jniinoさん
「うちゅうせん ペペペペラン」というシュールな童話があるとコメントされていました。

しかし「ドレミファブック」という、既に絶版になったシリーズ本の
ある巻に納められている話なので、読むことが出来ません。
悔しい思いをしていたところ、先日本を貸してくださるという方があり、
ありがたく読んでみました。

ごくおおざっぱに要約しますと、
宇宙船ペペペペランに乗った27人の子供の一人であるロンが、
恵まれない待遇を受けた上に自己犠牲を払う目にあって発狂してしまうという、
救いのない話。

しかも、ただの童話ではなく、挿絵と歌とがワンセットになったコンテンツとして
意図されていることを知りました。
文章は谷川俊太郎、挿絵は司修、そして曲(ソノシートというのかな、レコードがついています)は湯浅譲二(曲)/服部公一(編)各氏という豪華メンバー。

この本の前書きにあたる「監修者からお母さまへの手紙」という文章を、監修の服部公一氏が書いています。

 この巻のお話「宇宙船ペペペペラン」は、宇宙時代にはいった今世紀にふさわしい作品です。この作品は、原作者・作曲家・画家・の三者による密接な協力が実を結んで、いちだんと秀れたものになっています。
(略)
 絵と音楽と言葉との三位一体による立体的編集は、ドレミファブックの特長ですが、この巻はまさにその典型と言えます。
 幼児は絵本の中に音を聴き、音の中に絵を見ることが出来ます。

考えてみると、絵と音楽と言葉(テキスト)でワンセットの物語に出会った記憶がありません(←ここが今日の「ハッ、そうなのか」なポイントでした)。

あるとすれば学習教材でしょうか。それも子供向け。「見て読んで歌って覚えるAJAX開発方法論」など、革新的に学習効果の高い方法の開発余地がどこかにあるかもしれません。

これはあながち冗談でもなくて、たとえば言語教育には「チャンツ」という、ラップのような言葉遊びがあります。英語の得意な我がヨメさんが1500円くらいのCD付きの本を買ってきて子供と遊んでいますが、これは覚えやすくていいです。社会人向けにもきっと活かせるはず。

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