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日本生産性本部が新入社員を誉めるほうへ方向転換したようだ

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 恒例の公益財団法人日本生産性本部の新入社員タイプが発表されていた。ことしは「奇跡の一本松型」だそうで、その解説は以下のようになっていた。

今年の新入社員についても、前例のない厳しい就職戦線を潜って残った頑張りを称えたい。これからの人生においても自然災害をはじめ「想定外」の事態に直面することもあろうが、その困難を乗り越えていくことが大いに期待される。今のところは未知数だが、先輩の胸を借りる(接木)などしながらその個性や能力(種子や穂) を育てて行けば、やがてはどんな部署でもやっていける(移植)だろうし、他の仲間とつながって大きく育っていく(松原)だろう。

ということで今回の発表では全体的に新入社員をべた褒めである。
これまでのように、最初にちょっと誉めつつ次に貶しつつ取り扱いの難しさを上から目線的に嘆いて最後に一応将来性を期待して結ぶ、というパターンを改めている。少子高齢化が進む日本社会で、上から目線でものを言い続けて若者から愛想を尽かされることに危機感でも覚えたのだろうか。

なお同時に発表された昨年の新入社員は「はやぶさ型」とされ、解説は

最初は音信不通になったり、制御不能になったりでハラハラさせられるが、長い目で見れば期待した成果をあげることができるだろう。あきらめずに根気よくシグナルを送り続けることが肝心だ。

となっているので、方向転換は今年から(あるいは今年だけ)ということになる。

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