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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

日本政府が本気を出したようです

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 先月は経済産業省の萌えキャラのセキュリーナを紹介したが、続いて外務省もやってくれた。

 我が国に対するより一層の理解や信頼を図る事を目的として、近年世界的に若者の間で人気の高い日本のポップカルチャーをさらに積極的に活用するために外務省が「ポップカルチャー発信使(通称「カワイイ大使」)」を任命したらしい。{参考記事「ミニスカ、ロリータ、原宿系……日本文化普及にカワイイ大使が就任―日本」}

 外務省のホームページの広報によると、このカワイイ大使に任命された3人の女性は、今後、可能な範囲で、在外公館及び国際交流基金が実施する文化事業への協力するということだ。

 外務省はたしか毎年名古屋の大須で開催している世界コスプレサミットも後援(※)していたと記憶している。総務省系の電波りようこちゃんなどとあわせてみても、これはいよいよ日本政府が“萌え”を使って国興しを画策していると見ても良いではないだろうかw
 世界的な金融危機と為替の乱高下に悩まされる昨今では間違いなく日本の“萌え”は有力な外貨獲得手段になる。日本文化の発展と普及の為に国も何かしらの支援をすることに中には眉をしかめる人もいるかもしれない、が 私はこれを喜ばしいことだと捉えている。

※ホームページによると後援には外務省以外に、国土交通省・経済産業省・愛知県・名古屋市が名を連ねている。

===2009.3.26 9:00追記

 なんとこのポップカルチャー発信使については、佐々木さんがひと月も前の2/28の時点で「外務省も負けていない!アニメ文化大使、コスプレサミットに、「カワイイ♥♥大使」まで…(苦笑)」として取りあげて書いていらっしゃいました。しかも私のセキュリーナの記事とちゃんと絡めて。そして私はそれにコメントしてるし。orz
 ここ最近年度末進行で、いろいろと流し読みしているので、どうやらこの記事を読んでいたのにすっかり忘れてしまっていたようだ。それで昨日別のソースを見つけて新しいニュースだと思い込んだ模様。これは大失態! 

 佐々木さん大変失礼いたしました。m(_ _)m

===2009.3.26 9:50追記

 ということで大失態をやらかしたのでリカバリーを目指していくつか情報を追記してみたい。

 私の「ゆるきゃら」「萌え興し」レーダーによると最新の萌えキャラは、こちらの「日光二荒山神社、かわいく「萌え系」キャラで神頼み」になる。今や萌えキャラは宗教方面へも進出している。

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 あと「萌え」からは若干外れるが、先ほどのコスプレサミットを愛知県および名古屋市が後援しているように、他にもこういうのに力を入れている地方団体がある。以前にも紹介した秋田県羽後や埼玉県鷺宮あたりは有名だが、佐賀県もそうだ。
 今年(2009年)1月3日の佐賀新聞によると、佐賀県には既に10体もの「ゆるきゃら」が存在して凌ぎ(?)を削っているそうだ。佐賀新聞の「萌えて佐賀」という特設ページでは、その10体が紹介されているが、その中でも一番有名なのが唐津城築城400年の年に生まれた「唐ワンくん」だそうだ。(以下画像を直切リンクで貼っておく)

 「唐ワンくん」は昨年彦根で行われた「着ぐるみサミット」に参加しただけでなく、佐賀県内でも他のゆるきゃらを集めて「着ぐるみサミット」ミニ版を開催するなど精力的に活動している。

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 それから「セキュリーナ」の『平成20年度コンピュータセキュリティ早期警戒体制の整備事業(情報セキュリティ対策強化キャンペーン)』の落札情報も経済産業省のホームページに公開されている。
 これによると落札者は(株)電通で落札金額もちょっとびっくりの\136,500,000。まあテレビやら駅貼りやらを使って広く大衆にキャンペーンをするにはこれくらいの金額は必要なのだろう。最近はいろんなコンピュータ犯罪が増えているそうなので、政府も本腰を入れて情報セキュリティ対策強化に力を入れるということだろう。

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