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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

「自分だったらどうする?」をノートに書いておこう

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 大木さんの4/10のエントリー「自分だったらどうする?」を読んで、この言葉は金言だなぁ、とえらく得心しました。私も最近時々頭を使うのをさぼって、A案、B案を対比・羅列してそれで終わりなんてことをやったりすることがあるので、ここは「自分だったらどうする?」ともう一歩考えて仕事を進めるように努めねばと改めて思い直しました。
 さて、そういえば今はちょうど新入社員シーズンなんで、私もこのエントリーにちょっと関連する自分の思い出に引っかけて、新入社員世代にちょっとだけアドバイス。

 若い時代に限らず大木さんのおっしゃる「相手の立場になって考える」という行為は、モノゴトの見方を鍛えたり自分を見つめ直したり、ひいては自分の成長の為に非常によいやり方です。若い世代の人達は、今まさに会社で思いがけない不条理(だと思えるようなこと)だとか納得出来ない場面にいろいろと出くわしていると思います。そしてそれらを不満に思う瞬間は、今もこれからも沢山あると思います。
 そんなときは一度、じゃあ「自分が先輩になったらどうしよう」とか「自分が課長になったら、こういう風に指示を出そう」なんていう風に考えましょう。するとこれまでと別な、いろいろな事が見えてきます。会社の制度や仕組みに納得がいかないのであれば、自分がその制度を決める立場になったらそれをどう変えるのかを考えてみると、それまでに見えてなかったいろいろな事に気づくようになります。
 実は私が新入社員の時代からやって来ていることの一つに、会社の業務用のノートの最後のページに、時々「その時不満に思ったこと&自分が偉くなったらどうする」という内容を走り書きで書いているというのがあります。こうかくと毎日マメにやっているように思うかも知れませんが、実際には思った時に思ったことを全部書いているわけではありません。業務は忙しいし、飲んで愚痴を言った内容なんて翌朝には忘れているのでそんなには書けないです。でもそれでも入社以来の20数冊のノートの最終ページには、いくつかの結構面白い落書きが残っています。
 そして、自分が歳を取るにつれ、(年に1回くらい)このノートを読み返すのですが、これがまたおもしろいやら恥ずかしいやら悩むやら、まあいろいろ考えさせられて刺激的です。若い時代の自分に阿呆だなぁと呆れることもあれば、逆にその当時の不満先の上司の行動をまさに最近自分がやっていることに気がついて自己嫌悪に陥ったり、いろいろあります。

 こうやって不満や自分の考えをいったん文字に残して時間が経過した後に見直すというのは、セルフコーチングとしてとても良い手法だと思います。人間誰でも一人では上手に成長できなくて、良いコーチ(上司・友人など)に出会えるどうかがその人が成長するかどうかの大きなキーポイントになると言われています。でも現実には例えたまたま良いコーチが周りにいても、その人に自分を全部さらけ出して相談するなんて、気持ちの上でも時間の面でもハードルが高いです。
 ノートなどに自分の不満や意見を書いておき、自分で(後からその立場に近くなったら)見直すというこのやり方は、相手が自分自身ですから何も遠慮する必要がありません。過去の自分に、最近忘れていたことをコーチングしてもらうのはとても有意義です。また、逆に今の自分から、未来の自分にどんなコーチングをしようかと思いを馳せることもこれまた良い勉強になります。この方法の優れているのは全て自己内で実行できることです。夢に出てくるような理想の上司やすばらしい先輩を見つける手間無くなんでも相談することが出来ます。欠点は即時性が無く、時間的間隔が必要なことですが、これは慣れてくれば1週間前とか数日前の自分と会話してコーチングを受けられるようになれます。

 実はこれ、ちょっと前に会社のある後輩が不満を持っていると聞いて、当時顔は知っていたもののあまり詳しくはないその後輩に(偉そうに)「不満があるなら言ってみろよ。相談にのるよ」なんて行った際に彼に「どうして(吉川さんに)僕が自分をさらけだして相談しないといけないんですか?」と食ってかかられたときにとっさにアドバイスとして伝えた内容です。その時に私が彼に言ったのは「じゃあその不満を紙に書いておいて、半年とか1年経ったら見直して見れば?そうやって考えると案外解決したり成長できたりすると思うよ」ということでした。でも結局その彼はその後すぐにうちの会社を辞めていきましたが・・。

 こんなことを冒頭の大木さんのエントリーを読んで思い出しました。
 
 過去の自分と未来の自分を相談相手にするというこのやり方、もし興味がある人がいれば、是非試してみて下さい。

 なんか今日のは、説教くさいエントリーになったので「です・ます」調で書いてみました。そんな私の昔のノートには、「飲みに行くと説教と自慢話ばかりする上司は・・・」というメモが残っていたりもします。反省・・反省・・・

Comment(2)

コメント

TBありがとうございます。
そうは思っていても、ついつい自分の立場を主張したくなる自分がいたりするのですが。(反省
今回、日本の某球団の方にお会いして、とても良い考え方をされていることに感動しました。
その話も、どこかのタイミングで書こうと思います。

大木さん、その球団の方の話を楽しみしています。
 スポーツ選手に限らず、各世界で一流と呼ばれるところまで極めた人々の考え方は参考になることが多いですよね。私もそんな人たちの新聞や雑誌でのインタビューなどから、時々ヒントを得ています。

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